冒険者は不安定
どうも風谷 かずとです。
今回は新キャラが登場しますので、ぜひ見てください。
毎週火、木、日曜日の十七時か十八時すぎに投稿してますのでよろしくお願いします。
俺は町中をさまよっていた。
「はーぁ。やばいもう二日ほとんど何も食べてない」
金がないから簡単なクエストを何回も受けようといろいろなクエストを探したが一番簡単なクエストはゴブリン三体討伐があったがいくらゴブリンが弱いモンスターといっても武器も防具もない俺が勝てるわけがない。
てか、一番簡単なクエストがこれってギルドもひどい話だ。もっとキノコ狩りとか武器とか防具を使わないクエスト入れとけよ。それよりもそろそろ空腹の限界でおれは倒れた。
「ん……ここはどこだ」
そこには白い天井があった。
確か俺は空腹の限界で倒れたはず。
これはまさかよくある定番の美少女に助けてもらって仲間になるというイベントなのではないのかと少しワクワクしていた。
「お、起きたか」
「はいここで美少女登場! あれ、お前誰?」
「おいおい、いきなりため口かよ。まあ別にいいけどよ」
そこには、美少女ではなく、俺と同じ十七歳くらいの青年がいた。
なんとなく思っていたよ、異世界であろうと現実はそううまくいかないことぐらい。
「お、俺か。俺はシュンっていうんだ。まあよろしくな」
「俺はタツヤ。よろしく。で、俺が倒れた後どうなったか教えてくれて」
それからシュンにいろいろと教えてもらった。どうやら俺が倒れた後丁度シュンに助けられてシュンの家に連れてこられたらしい。
美少女ではなかったがピンチだった俺を助けてくれたことはありがたいと思っている。だが、やはり美少女がよかった。
「おうよ。こんなの同じギルド仲間として当たり前の事だぜ。職業はタンクだ」
なんていいやつだ。
「シュン。何かお礼をしたい」
「そうだなぁ。じゃあ俺と一緒にクエストに行かないか」
「それぐらいならいいけど、またどうして」
シュンは、外見からある程度の装備はしてそうだし、多分俺よりベテランだ。
だから駆け出しの冒険者とクエストに行くメリットはないはず。
「俺ってばタツヤみたいな駆け出し冒険者は見過ごせない主義なんだ」
そう言ってシュンはにっこりと笑った。なんていいやつなんだ。
だがこれではお礼になっていないではないか。
だがここは甘えさせてもらおう。
「ありがとう」
俺がそう言いったらシュンはニコニコと笑いながら。
「じゃあ明日、準備できたら行こうぜ」
その後腹の音が部屋になかに響いた。
「おう。それより何か食べ物をくれないか。もう二日もほとんど食べてないんだ」
さっきまでなんともなかったが急にお腹が空いてきて今にもまた倒れそうだ。
「ちょっと待ってな。すぐに何か作ってやる」
そのあと俺はシュンが作った料理を泣きながら飲み込むように食べ続けた。
見ていただきありがとうございました。
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次回も近いうちに投稿しますので、お楽しみに!