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使えない能力

どうも風谷 かずとです。ぜひ見てください。

毎週火、木、日曜日十七時か十八時に投稿してますのでよろしくお願いします。

「おい、リリス」


「ごめんなさい…」


リリスは本当に反省していると思っていたが口がにやけていた。こいつ神のくせに性格悪いなぁ。実はこいつほんとに悪魔なんじゃないか疑ってしまう。よし、ここは試しに問い詰めてやろう。


「おい、リリスお前わざとだろ」


「わざとじゃないです」


「いや、絶対わざとだ」


「だからわざとじゃないですって!」


こいつ、しらばっくれやがって男だったらぶん殴ってやるのに。


「これだから顔だけの女はダメなんだよ。てか、リリスお前のために行くんだから特殊能力の一つや二つくれたっていいんじゃないか。」


そう俺はこいつのためにわざわざ異世界に行くのだから特殊能力の一つや二つもらっていいはずだ。


「顔だけの女って何ですか!特殊能力ですかぁ。うーん、わかりました。あなたに一つだけ特殊能力をお渡しします」


「え、マジでくれるの」


これはありがたい、一つでもチート能力があれば異世界生活が楽になるはずだ。


「では、達也さんにはナイトビジョンという能力を差し上げます。まあ、暗視スキル…暗闇でも見える能力ですね」


その時俺は胸に抱いていた期待を大きく打ち砕かれた。


「おい、その能力でどうモンスターと戦うんだよ!攻撃力ゼロだよゼロ。もっと他にすごいのあるだろ!」


俺がそんな事言った途端に下を向いた。


「実は…魔王を作った時にミスをしてしまったから神の力をほとんど使ってしまって、これくらいの特殊能力しか渡せなくて…」


「なら神の力ってゆうのが回復するまで待てばいいじゃないか」


「言いにくいのですが、だいたい回復するのに四百年かかってしまいます」


この時俺はなんとなく思った。こいつ絶対神に向いてないわ。


「それなら俺を転生させたり生き返らすのに少ない神の力を結構使うんじゃないのか」


俺が心配そうに聞くと。リリスはにっこりと微笑んで。


「それならご安心を。近くにおいてある装置を使っているので神の力は使いません」


「それなら異世界の冒険者を何度も生き返らせればいいんじゃないのか」


「実は規則で異世界の住人は生き返らせる事が出来ないんです。ですが他の世界の人なら何度でも異世界に転生させたり生き返らせたりできるんです」


なんてめんどくさい規則だ。

まあ、それはそれとして。


「少ししかない神の力で他に渡せる特殊能力はないのか」


俺がそう聞くとリリスは少し考えて何かひらめいた様だった。


「はい、いちよう一つだけつぶあんを出す能力ならあります」


俺はこの時、すぐに特殊能力をナイトビジョンに決めた。


「それでは、また転生の準備をします。あ、転生したらまずギルドに行ってギルドの登録をしてくださいね」


リリスがにこりと笑いながら言うと同時に明るい光が差し込んできて俺は目を閉じた。


次の投稿は十一月二十日午後七時ぐらいに投稿します。

ぜひ見てください。

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