緊急クエスト
投稿が遅くなりました。
これからはどんどん投稿していきます。
俺とルアは日々クエストにいそしんでいた。
「今日もクエスト失敗か」
「もっとタツヤ頑張ってよ、このままだとお金が尽きて時期に死ぬわよ」
「俺は十分頑張ってるけどお前が全部台無しにするんだろ
こいつはいつもいつも不安定な魔法を使い、肝心な時に魔力が不安定で普通の魔法より威力がめっちゃ弱いし逆に普通より威力が大きすぎて俺も巻き込まれるし、もう使えなすぎる。
「私のせいだって言いたいの、人のせいにするのはどうかと思うんだけど」
俺がルアにあきれていると急にサイレンが町中に響いた。
「なっなんだ」
「タツヤ、急いでギルドに向かうわよ」
「なんでだよ?」
「このサイレンは緊急時しか鳴らなくて、ギルドカードを持ってる人はすぐにギルドに集まらないといけないのよ」
俺とルアはすぐにギルドに向かった。
ギルドにたどり着くとこの町にいる冒険者たちがあつまっていた。
ギルドの女性定員さんが何か話していた。
「皆さん集まっていただきありがとうございます。実は急にいろんなモンスターがこの町に今向かってきていることがわかりました」
ギルドの中がざわついた。
「モンスターは大体何体ぐらいいるんですか」
一人の冒険者が聞くと、定員さんが深刻そうな顔をした。
「千体ぐらいです。」
今ここに集まっている人は大体百人ぐらい、一人十体ってところか。
結構きついな。ルアが言うには、緊急クエストは強制参加らしい。だが俺は、まだ冒険者になったばかりで、こんな奴らと戦えるわけないので、ここは行ったふりをして速やかに退却しよう。こうゆうのはベテランに任せておこうと思ったが、多くの冒険者が行きたくないといいたそうな顔をしていた。まあそうなるだろうな、相手はこっちの十倍ぐらいの数でこっちにくるんだ。やはりラノベみたいに自分の命をかけてまでこの町を守ろうとするやつはあまりいないか。なんか悲しいなぁ。
「今回は町の命運がかかっているので、報酬は高くつきます。みなさんがんばってください」
ギルドの女性店員さんがそう言うと、ギルドの人たちが急にやる気に満ちた声で騒ぎ出した。
あーなんかわかった。こいつら金で動くやつらだな。
俺がそんなことを思っていると、さっきまで俺と同じ考えをしていてどうやって速やかに退散しようか小声で言いながら考えていたルはなしかけてきた。
「タツヤ、一緒に頑張りましょう」
「何言ってんだよルア。さっきまでどうやって退散しようか考えていたくせに」
「そんなこと考えるわけないでしょ。町の危機を救うために、ギルドの一員としてどう貢献しようか考えていたのよ」
「ホントかなぁ」
「本当よ。この透き通った眼を見て」
ルアは俺に顔を近づけてきた。こいつ顔だけはかわいいんだよな、だけど中身がなぁ。
「俺からは、お前の目は濁ってるよ」
「もおおぉぉぉぉぉぉ」
ルアが急に俺の腕にかみついてきた。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ、痛い痛い痛いぃぃぃぃぃ。こいつ俺の腕にかみついてきやがった。離れろおぉぉぉぉ」
こいつ何やっても全然離れない。スッポンかよ。こいつには女性、という自覚があるのか、外見はいいけど中身は本当にダメだな。
「うぅぅううぅぅうううぅううぅうぅぅぅぅううぅううううぅ」
「何言ってんだかか全然わかんねえよ!てか、痛いんだよさっさとはなれろ」
俺らがこんなことをしているうちにギルドの内はとっくに静かになっており、みんな俺らを見ていた。その中にはギルドの女性店員さんが少し苦笑いで見ていた
「そろそろ話を進めてもいいですか」
「「す、すいません」」
ルアはいつの間にか俺の腕を噛むのをやめ一緒にギルドの女性店員に謝っていた。
歯形ついちゃったよ。しかも少し血出てるし、あいつどんだけあごの力強いんだよ。
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