暇だ
どうも風谷 かずとです。
毎週火、木、日曜日の十七時か十八時に投稿してますのでよろしくお願いします。
「タツヤさん、ルアさんお疲れ様です。クエストは達成されていませんがミニグリフォン一体倒したということで報酬が出ています」
報酬十万かぁ。
「てか、どうやって討伐したかわかるんですか」
「それはギルドカードになんのモンスターを倒したか表示されるんですよ。あと同じパーティーならパーティーの誰かが倒したらパーティー全員に表示されるんですよ」
さすが異世界だ。そのギルドカードの原理がわからない。
それよりもだ。
「まあ言いにくいが、きっと俺のパーティーよりもいいパーティーが見つかるはずだ。まあ頑張ってくれよ」
「ちかんされたって言いふらすわよ」
「すいませんでした」
これが女の特権っていうやつなのか。正直ルアにそんな事言いふらされたら終わりだ。
ちかんなんかしてないけどな。
「仕方がない、あきらめるか」
「じゃあよろしくね」
ほんと女ってずるい。
「明日もクエスト受けるからこの席にまた来てくれ」
「明日は無理。一週間は無理。ちょっと用事があって」
「そうか」
じゃあ明日はクエストに行くのはやめとくか。
その後ルアは帰って行った。
そうだ、明日はストッピングの練習でもするか。そう思いながらおれはギルド内を見渡した。
シュンたちがいたので話しかけた。
「おーいシュン。ちょっといいか」
「おういいぜ。それでどうした」
「実は今度ストッピングの練習がしたくて。その練習相手になってくれないか。シュンにしか頼める人がいないんだ」
「別にいいけどよ、それならルーズの方がいいんじゃないか」
シュンはルーズの本性を知らないからいいよな。あんなやつとまた二人っきりになったら今度は殺される。
「えーと。それはちょっと」
ルーズから冷たい視線を送られた。
「じゃあ俺とルーズとタツヤの三人で行くか」
シュンさんとてもいいアイデアです。
これで死ぬことはなくなったな。
「じゃあまた明日な」
そう言いながらシュン達は去っていった。
今日はもう風呂に入って寝るか。
てか、最近そんなことばっかり考えてるなあ。