表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

向日葵

作者: 十奏風

一面に広がる向日葵畑。辺りには無数の向日葵とたった一本の道と僕だけで、他には何も無い。

僕はこういう道が大好きだ。道の脇に花が咲いている道はどうしても歩きたくなってしまう。僕は半ば走り出すようにして、歩き始める。


道は続く。

この一本道はどこまでも続いている。

この道の果てには何があるのだろう。

文字通り僕は、地平線に向かって歩いている。


どのくらい歩いただろう。数分かもしれないし、数時間かもしれない。

でも、道は終わらないのだ。

この辺りの向日葵の背はとても高い。僕の身長よりも全然高いのだ。

さっきまでは僕より低かったのに。

僕はさらに歩き続ける。


まだ、道は終わらない。

僕は歩き続ける。

この辺りの向日葵の背は天に届いてしまいそうなほど高かった。

このとき初めて僕は、道を進めば進むほど向日葵の背が高くなっていることに気付いた。

きっと誰かが僕とは逆の方向に進みながら向日葵の種を植えていったのだろう。それはすごい。とってもすごい。僕はもうどれだけ歩いたのかわからなくなるほど歩いたのにまだこの道は終わりを迎えないのだ。こんなに長い道の脇に咲き誇っている無数の向日葵の世話をしている誰かがいるのだ。僕はその誰かに会いたくなった。もし会えたら水遣りを手伝ってあげよう。


僕はなんとなくこの道の終わりにその誰かがいるような気がした。

僕はまた、地平線へ。

僕は勉強するために図書館に行ってるんですけど、なんとそこで彼の毒舌ちゃんらしき人を見かけました。まあ、見かけただけなんですけどね。毒舌ちゃんがいようがいまいがどうせ図書館は集中できません。ほら、クーラーとかでお腹壊しちゃいますし。

というわけで十奏風です。お久しぶりです。

今回は「新世界より」という本を読んだ後に書きました。後は「原っぱ」とか「狐笛のかなた」とかを読みかけで放置してますね。

それとミクの39を聞きながら書きました。

よろしければ感想なんかを残していってください。

最近友人達からの風当たりが強くて少し冷たくなった僕の心が温まります。

それでは。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 水やりを手伝ってあげよう、ってところが好きですw心があったかくなるお話でした(^_^) [一言] お久しぶりです! 最近私は、人のを読むだけになっています(笑) 書きかけが3つほど放置され…
[良い点] いつもと違って爽やかだった いつもと違って明るい作風だった いつもと違って一人語りだった いつもと違って真面目な作品だった いつもと違って趣があった いつもと違って狂気じみてなかった いつ…
2013/08/08 21:55 みっちーLOVER
[良い点] 読んでいて夏を感じる作品でした。普段と違って爽やかな内容だったので、読んでいて楽しかったです。 [気になる点] なぜ"僕"は花の咲く道を歩くことが好きなのでしょうか?主人公が道を楽しんでい…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ