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Gifted All Online  作者: モフモフ大公
プロローグ
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プロローグ

 VR技術、これはかつて軍によって開発された、軍人育成マシーンである。


 しかし今では、医療やスポーツはては化学実験にまで使われ、VR技術がなけば人類の急激な技術向上はなかったと言える。


2042年


VR技術が俺達の生活に親しみ、VRゲームがゲームとして主流なったころ。VRゲームを一番最初に製作した大手企業のサールスト社がついに、VRMMOを完成させそれを体験したβテスターから、絶大的な支持を受けオープンβ版では、讃頌の雨あられ。


 かつてないVRゲームがここにある。とプレイヤーに言わしめるほど評価されたゲームの名は、----Gifted All Online< ギフデッド オール オンライン>また、GAOとも呼ばれている。


 通訳すると、全てに与えられた才能である。これは、ギフデッドオールオンラインの世界(長いのでこれからはGAOの世界とする。)からは全ての人間が等しく才能を持っており、それを開花させるのは自分次第であるからだ。


 ゆえにプレイヤーが持つ才能は<スキル>となり開花された技術は<(アーツ)>となる。こういった才能を元にプレイヤーは、ギフデッドの世界を冒険するのだ。


 ーーーーーーーー


 そして、なにより今日がギフデッドオールオンラインの正式サービス日である。


 そんなことを考えながら俺は、友人である雨水 刃夜(うすいじんや)とギフデッドオールオンラインについて話し合っていた。ちなみに今は放課後である。


 『いよいよ今日が正式サービス日だな、瞬』


 『ああそうだな、俺それをやるのに一生分の運全て使ったわ』


『いや、さすがそれはないだろう。一生分の運っておい』


『うっせい、俺はお前と違ってβテスターの応募に受かるほど運は、良くねえしVRギアを抽選であてるのが精一杯だしかもその抽選、何十回も応募しただぞ』


 そう結論を言うと、VRギアの数はとても少ないのだ、それはなぜかと言われるとギフデッドオールオンラインをやるためのVRギアの機種が、サールスト社オリジナルのVRギアだからだ。そして、このVRギア手に入れる方法が俺のように応募を当てるか、刃夜のようにβテスターとしてギフデッドオールオンラインに参加してサールスト社から貰うしか無い。ちなみに数は二万しかない。


.......ん! しまった俺の名前を言い忘れてしまった。うん俺の名前は、八木村瞬一(やぎむらしゅんいち)である。


 『まあ、俺のVRギア一昨日来たばっかだからとりあえずアバター設定しておくわ』

 『了解、でもあんまりアバター設定に熱中し過ぎて稼働時間に遅れんなよ、4時からだからな』


 『え!? マジで俺5時からだと思っていたんだが。やべぇ急いで箱から出さなきゃ』


 『まだ、箱から出していなかったのかよ!一昨日に届いたんだろうが。あんま遅れんなよ、俺の仲間紹介してやるんだからな場所は始まりの町の広場で、俺のプレイヤー名は陽炎(かげろう)だからな』


 『OK、そうと決まったら家までダッシュで帰るわ、じゃあな刃』


 『気をつけて帰れよ〜。ってもう居えし』

................


 『よし、さっそくアバター設定だ』


 とは、言っていてもアバター自体の設定には特に時間は、掛からない。なぜならアバターが元の自分の姿と違いすぎると身体を上手く動かせなくなるからだ。そのため、アバターの身長は元の±五センチだけであり自分の容姿も、自然な顔の表情が出ないと顔の設定は、眼や髪の色を変えるだけである。ちなみにアバターの選ぶ種族によって、眼や髪の色が変わるのである。と言うことで、俺アバターは素のままである。


 次に、スキル設定である。これは、自分が最初から持つことが出来るスキルの設定で五つまで、習得出来る。


 とりあえず俺は、算術、鑑定、マップ、魔法、隠密、にする。


 算術は計算を素早く出来るだけと、弱いがこれには、物の物価が解るのだ。よって詐欺られない。


 次に鑑定これは大事だ、なぜならアイテムの全ては、鑑定をしないと⁇⁇と表示され何がなんなのか解らないからだ。


 次にマップこれはダンジョン系のゲームのマップだと思ってくれていい。つまり一度行った場所は地図に自動的に記録されるのだ。


 次に魔法これは絶対、に持たなくてはならない物だ。なぜなら魔法は万能過ぎるのだ。まず攻撃には、遠距離なうえ集団殲滅魔法まであるのだ。補助では、基本的な肉体強化に相手には弱体化させることが出来る。回復では、誰しもが必要とする物だと考えていて欲しい。


 大勢のプレイヤーのなかで、約八割が魔法のスキルを使っていると、言えば解り易いだろうか。何故ここまで魔法のスキル持ちが多いかと言えば、魔法ひとつでさっきの三つが自由に使えるのと、戦闘スキルのほとんどが魔力ではなくスタミナを使うからだ。つまり魔力を使うスキルは魔法以外あまり無いからだ。剣士や騎士みたいなものでも、気兼ねなく魔法を使えるのだ。


 最後に隠密は、相手からの認識阻害である。これは、相手に探知系のスキルが無い限り発見されることが無い(ただし、大きい音を立てたり相手に違和感を与える事をすれば、相手にバレる事もある。)便利なスキルだ。


 ちなみにこのスキルらは、全て刃に教えててもらった、おすすめのスキル達だ。何故武器を使うスキルを選ばなかったのかは、武器を振り回せば、簡単に武器スキルが手に入るからだ。


 次にアバターの名前又はプレイヤー名を決めよう。


 『うーん名前か〜どうするか、あっ! 俺戦士系のプレイヤーに生るつもりだから、戦士っぽい名前のアルフレッドから取って、アルフにしよう』


 さて、最後に種族の選択を決めようか。種族の種類には、人間やエルフ、ドワーフなどの基本種族や、鬼族や甲虫族などのモンスター種族、果てには、悪魔や天使などまであり多種多様である。


 とりあえず俺は、レベルアップが他の種族の半分の経験値でいい、天使族に決めた。天使族は、レベルが他の種族達の半分で良い分ステータスが上がりにくいが、自分のレベルが高ければ高いほど相手に与えるダメージが上がる。【下界を見下ろす物】と言う種族スキルがあり、レベルさえ高ければほとんどの相手にに有利なれるのだ。


 ん!そう言えば今何時だ、そう思ってて時計を見たら既に、4時は過ぎていた。


『やべえ! スキルとか種族とかを選ぶのに時間をかけ過ぎた。すぐにログインしなきゃ』


 俺は急いで、天使族のコマンドを押してVRギアに付いているログインボタンを押した。


 一瞬で視界がブラックアウトし、自分がログインしているのだと解った。そして、何処からか声が聞こえて来た。


 『おめでとうございます。貴方がログインしたプレイヤーの二万名目です。特典として、ユニークスキル【武装鍛治】が贈られます』


 おっ! ラッキー、いきなり何か貰えた。それより、ログイン俺が最後だったんだ。よし、後は始まりの町で刃達に会うだけだ。


 ジジーズィジジーーと暗闇の中でノイズ音が聞こえた。


 そうして着いた場所には、一面緑に囲まれていた。そして、その緑の中に角の生えた兎がいた。


 『え、なんで?』


 そう口にした瞬間、身体を兎に貫かれ意識を失った。

初めてですが。よろしくお願いします。誤字などがあるかもしれませんが。見逃して頂けたら光栄です。

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