4 「855億円のエンタメ」に参加しなければ怒る権利は無い
筆者:
僕の挙げた3党が気に入らなかったり、政党そのものはまだ目をつむっても候補者個人が気に入らない、
そもそも何万票も当選するのに票数が必要なのに自分の1票が影響するとは思えない
質問者:
確かにこれで政治が変わるのか? と言われますと虚無感がありますね……。
筆者:
僕もそれを感じないわけではありません。現状はジワジワと毒のようにやられていく既視感のある政権か、未知の多党制や政権交代かの様相ですからね。
しかし、議員の総報酬が500億に対して残る2年9か月の任期がある中で解散をしたことにより解散総選挙にかかる費用は約855億円(選挙の予備費に計上している)と議員報酬総額よりも高いわけです。
つまり「855億円の費用をかけたエンタメ」とも言えるわけです。
※議員定数削減論者や財政再建論者ほど今の時期に解散をすることに殊更怒りを覚えるべきかなと思います。
質問者:
でも、実際は難しい話ばかりが飛び交うのでとても楽しめるものでは無いですよ……。
筆者:
そもそも選挙権が「当たり前化」し過ぎているのではないかと思います。
日本の場合は自由民権運動など血生臭い闘争を経てようやく手に入れた権利なのです。
庶民が政治に参画することができるというのは人類有史以来稀な状況と言って良いでしょう。
この国に行く末について1議席の何万分の1とはいえ関与することができる事に対して義務感では無く喜びを感じなくてはいけないと思います。
質問者:
しかし、自民党さんと中道さんだけでなく中規模政党の方々にも課題がありますよね……。
筆者:
前々からこの理論を僕は唱えていますが為政者側はこの状況をある意味「狙って」やっているのだと思います。
特に自民党の公約は「嘘の陳列棚」や「利権品評会」と思ったほうが良いでしょうね。
そもそも今の投票制度自体に「最良の人を選ぶ」と言うことは出来ないと思った方が良いですよ。
第二次大戦を主導したイギリスの元首相のチャーチルは、
「民主主義は許容できる最悪の政治制度である。それにもかかわらず、これに優る政治制度を人類は発見していない」
と言う言葉を残しているぐらいですから、「その選挙区で最悪の人間を選ばない」程度のことしかできないわけです。
一般の方が投票に行か無くなれば組織票がフル活用できますから「一般人は政治に絶望して投票に行かないでね」と暗にメッセージを送っているような感じですね。
質問者:
私たちが投票に行かなければ更に「やりたい放題」を始めるという事ですか……。
筆者:
ほとんど組織票で決まってしまう選挙になってしまったのなら、今よりも国民に対して取り繕うことは無くなり、露骨に我田引水の政策ばかりが展開されることになると思います。
質問者:
しかし、かなり長期的にしか政治が変わらない印象があるので「コスパ」や「タイパ」を重視される若い方が多いのではないでしょうか……。
筆者:
おっしゃる通り、そういった視点が若い方が投票所に向かわれない最大の要因だと思います。
投票結果が魔法のように政策を変えてくれたらもっと投票率が上がると思います。
ランチェスター戦略が良い回転をした場合で自民党を良くさせるには選挙ごとに本当にちょっとずつだと思いますしね。「長期的にモチベーションを維持」することが非常に大事です。
戦後81年目ですが依然として「旧敵国条項」として国連の扱いには遠巻きにはなっているわけですし、
僕が現役世代のうちには大きくは良い政治の方向性には行かないんじゃないかなと思ってやっています。
質問者:
え……それなら、どんなモチベーションでこの活動をやっているんですか?
筆者:
僕自身の生活は僕の力で何とか出来ると思っています。極端な話、今の政治状況が変わらなくても、もっと悪化しても、大筋ではそこそこ収入がありつつ休みもある感じの生活ができると思います。
しかし、目に見える将来の増税や国際的地位の低下など「マイナスの装備」を少しでも改善させたい。
孫子の代まで今の悲惨な状況を背負わせるわけにはいかないという想いがあるんです。
つまり、僕の世代だけの問題では無いと思っているんです。
ここで自分は大丈夫だからOKと許容したり責任を放棄したりすることは国を破壊し続けている政治家や官僚と「同罪」だと思うからです。
そのために、今の狂った政策や露骨な利権など異常な社会的構造について日々発信をし、今回であれば投票を促しているという事です。
質問者:
いわゆる「今だけ 金だけ 自分だけ」ではなく、日本国全体の将来を考えて投票や政治的発信をする必要があるという事なんですね……。
◇今回の選挙に関する注意点
筆者:
さて、少しは投票へのモチベーションが上がってくれた(と信じたい)ところで、
質問者:
筆者:
まず、小選挙区の投票用紙から渡されると思います。
これは衆参変わらずその選挙区の立候補者の名前を書きます。
この際に「様」「さん」など敬称を書くと無効票になる可能性があるので失礼とか下手なことを考えず名前を「そのまま」書きましょう。
次に比例代表です。参議院では候補者名もOKですが衆議院の場合は「政党名のみ」が有効票になります。
この点を特に注意したいですね。
政党名に関しても略称を書く際には投票所に掲載されている名称をしっかり書くことが大事です。
質問者:
筆者:
あとは今回の選挙ちょっと気になることがありまして、雪国などでは期日前投票券の発送が遅れるために期日前投票用紙を使わずに投票できちゃうみたいなんですね。
そこで本人確認の要件としておらず、有権者に氏名、住所、生年月日を宣誓書へ書いてもらうなどで対応してしまうようなのです。https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20260128-GYT1T00463/
例えば高齢者で投票に行かなさそうだけど住所・氏名を知っている場合などは
年齢が近ければもしかすると「別人投票」がされてしまう可能性もあるので、
そのような不安が無いようにするためには当日投票、期日前投票券が来る前から自ら投票に行くことが大事なのかなと思います。
質問者:
筆者:
投票するのは子供じゃないんですから、身分を証明できる免許証や保険証(資格確認書)やマイナンバーカード、学生証ぐらい携帯しているでしょうにね。
怠慢と言うかわざわざ不正を生みかねない状況を作り出しているのは本当に不快感や不信感しかありません。
「別人投票」が多激戦区の場合はもしかすると選挙結果が変わることすらあり得ます。
「立憲」や「公明」を中道改革連合としてカウントするかどうかも各選挙管理委員会次第など何故か曖昧にするのは不思議でなりません。
質問者:
不正を使って投票をしているかどうか証明も難しいですから、まともな民意を反映させるためにはなおさら投票にしかも早めに行くしか無いという事ですか……。
筆者:
冬の寒い時期で北の方であれば積雪も凄いでしょう。今は受験シーズンで学生さんは気が気でないかもしれません。
(こんな時期に選挙をやることが組織票や不正を許しかねない環境とも言えます)
しかし、このような状況だからこそ投票に行くことで「明確な意思表示」とも言えます。
どの政治家、政党や政治団体に投票しても構いませんので、とにかく投票所に行きましょう!




