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【食品メーカー複数社監修】終焉の神ですが 今日も人の感情でお腹を満たす【もぐもぐ神™】  作者: 黒井津三木
献立1

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二皿目 前菜『我、神ぞ? ミレたん、今日もドヤ顔日和』

アークリンク・ヴァルグレア支部。


朝の光が差し込むアークリンク配達連盟の支部に、ひょこりと現れたのは、黒い角とピンクのツインテール。


「おはよ〜ございま〜す!」


扉をくぐるなり、鼻をひくひく動かしながら声を上げるミレアに、受付嬢のフェリシア・メルティーナが笑顔で手を振った。


「おはようございます。今日も最高にキュートです、ミレアさん♪」


「えへへ♪ …すんすん……今日も朝からいい香り〜♡ フェリシア、おなか空いた!」


にこにこと笑いながら、ミレアは受付カウンターに歩み寄る。


「っ、はいはい、すぐに注文してきますね。何がいいですか?」


「おにく!!」


元気よくピッと手を挙げる。


「は〜い、少し待っててくださいねー」


「うん!」


タッタッタッと小走りで、空いている席にちょこんと座る。


「おっにく♪ おっにく♪」


いつものように、ご機嫌にパタパタ揺れる足先と、わずかにくるくる動く尻尾が、期待を隠しきれていなかった。


木の椅子に腰を下ろしたミレアは、厨房の方をじーっと見つめながら、今日の“お肉”に想いを馳せていた。


──が、そこへフェリシアが、少しだけ困った顔で戻ってくる。


「……あの、ミレアさん。ちょっとだけ、お話が……」


「ん〜? おにくの話?」


「ちがいますっ。えっと、依頼のことなんですけど──」


ミレアが首を傾げると、フェリシアは手に持った数枚の書類をそっと見せる。


「ちょっと厄介なお仕事が入ってて……ミレアさんでも、もしかしたら厳しいかもしれないです……」


そう言って差し出された紙に、ミレアはきゅっと目を細める。


そして──


「ふっ……我、神ぞ?」


ドヤァ……とした表情で、腰に手を添え、胸を張るミレア。

その自信ゆえなのか、見えないはずの後光が──なぜか本当に、淡く差していた気がした。


「我に不可能など、あるまいてっ!」


ドドン、と胸を張るミレアにフェリシアの頬がとろけた。


「はぁ〜……ミレたん、マジ神……。では、この依頼、ミレアさんにお任せしますね!」


「うむっ!」


ポンッ! と軽快な音を鳴らして、スタンプが押された依頼票をひったくる。


「うふふ〜、今日も想いを届けちゃうぞ〜♪」


ドヤ顔。全開。


朝の日差しよりも眩しく。

その笑顔が、支部に光を灯していた──。



二皿目 前菜『我、神ぞ? ミレたん、今日もドヤ顔日和』

おしまい

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