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第五章:調和の国
調和の国は、五つの呼吸が混ざっていた。
制度、自由、詩、沈黙、そして空器。
みんなが少しずつ譲り合って、風を作っていた。
Minagiは、風の中で立ち止まった。
「ここでは、呼吸がぶつからない。
みんなが、相手の風を感じて動いてる。」
調和の国の長、Soutaが言った。
「調和っていうのは、誰かに合わせることじゃない。
みんなが“自分の呼吸”を持った上で、響き合うことだ。」
Minagiは、空器の呼吸を深く使った。
風の形を感じ、他の呼吸と重ねた。
すると、風がひとつになった。
それは、五つの国の呼吸が響き合った瞬間だった。
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