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第三章:自由の国
自由の国は、風がぐるぐる回っていた。
誰もが好きなように動き、話し、歌っていた。
Minagiは、風に押されて転びそうになった。
「ここ、風が強すぎる……!」
そこに、少年Kaiが現れた。
「自由っていうのは、風に乗ることだよ。
押されるんじゃなくて、飛ぶんだ。」
Kaiは“跳風の呼吸”を使って、風に合わせて跳ねた。
Minagiはそれを見て、空器の呼吸を試した。
でも、風が速すぎて形がつかめない。
「自由って、難しいな……」
Kaiは言った。
「自由には“責任”がいる。
風に乗るには、自分の重さを知ってないと。」
Minagiは、自分の呼吸を少し重くしてみた。
すると、風に流されずに立てた。
「なるほど……風に合わせるだけじゃなくて、
自分の“重さ”も風の一部なんだ。」
Kaiは笑った。
「それができたら、自由の国でも呼吸できるよ。」
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