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第二章:制度の国
Minagiは、制度の国に来ていた。
そこは、すべてがルールで動いていた。
道を歩く順番、話すタイミング、笑う時間まで決まっている。
「ここ、ちょっと窮屈だな……」
Minagiはつぶやいた。
案内役の少女、Reiが言った。
「でも、ルールがあるから安心できるんだよ。
みんなが同じ動きをすれば、ぶつからないし、迷わない。」
Minagiは、空器の呼吸を使ってみた。
でも、風がまっすぐすぎて、形が見えない。
「この国では、風が“型”になってる。
自由に動くと、すぐに注意される。」
Reiは、制度の国の“型呼吸”を見せてくれた。
それは、まるでダンスのように決まった動きだった。
Minagiは思った。
「型があるのも悪くない。
でも、型の中に“余白”があったら、もっと呼吸しやすいかも。」
その夜、MinagiはReiに言った。
「型を守りながら、風を感じる方法を探してみよう。」
Reiは笑った。
「それができたら、制度の国も変わるかもね。」
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