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Episode 4 移動中と異文化の始まり

ネヴァ「ついてきてくれ」


−ナンカイイカンジノクルマドーン−


おぉ なんかいい感じの車だ! 異世界なんていうからてっきり馬車とかそういうのが出てくるかと思ったんだが……普通に車だ。道路は整備された道(田舎)ぐらいの感じだな。他の車は見当たらないし、アスファルトピカーンじゃないところを見ると、もとの世界ほど車が普及していないってことなのか……?


−ガチャッ−


ネヴァ「さあ乗ってくれ」

俺「おぉ……おじゃまします(?)」


うん、中も普通の車だ。ネヴァさんが運転するのか。まぁ他に運転手とかいないしそうだよな……てあれ、金くん? 君助手席座らないの? えっ俺のとなり来るの? でネヴァさんも何もそれでいいの? えっえっ やばいやばい気まずいよ、後ろの空間に美少年と二人きりだよ、俺何話せばいいかわかんないよ


金「ねえモブ太さん」


きゃあ話しかけられちゃったよ


俺「なにかね金くん」


おい口調どうしたなんだよなにかねって


金「モブ太さんってファミリーネームあるんだねー」

俺「? あるけど……」


あ、スルーされた良かった。というかファミリーネーム? って、苗字のことだよな? あれ、そういえば金くんもネヴァさんも苗字聞いてないな


ネヴァ「こら、あんまり個人的なこと聞くんじゃない」

金「え〜だって、気になるじゃん!」

俺「あの〜、苗字、ファミリーネームがあるのって珍しいことなんですか……?」

金「そうだよ! 貴族や王族や特別な人達しかないんだ」


あ、貴族とかそういうのあるんだ。ちょっとめんどくさそうだなあ


ネヴァ「貴族や王族以外でも、より正式な場では普通生まれ育った場所の地名や、所属している団体名、仕えている家の家名をファミリーネームとして名乗る」

俺「ほう……?」

ネヴァ「例えば、アタシや金は鳥月家に仕えているからネヴァ・トツキ、鳥月金になる。出身地のほうでとるなら、アタシはホニムタウンから来たから、ネヴァ・ホニムになる……まあ普通は主人がいれば家名をファミリーネームとするのが礼儀だがな」


なにそのシステム。苗字が変わるってこと? 不便じゃないのか? うーむこれはなれるまで時間かかりそうだぞ


俺「変わったシステムですね」

金「モブ太さんのいた世界では違ったの?ファミリーネームあるから、元の世界で貴族だったんじゃないかって思ったんだけど」

俺「いや、俺のいた世界ではほぼ全員がファミリーネームをもっていたと思うぞ。昔は全員にあったわけじゃないみたいだが……ファミリーネームのない人には会ったことがないよ」

金「ふーん、変なの。あ、じゃあさ! もし僕がそっちの世界に行ったらー」

ネヴァ「こら。おしゃべりじゃなくて、もっとこの世界のことや鳥月家について教えないと」

金「ちょっと! まだ俺が喋ってるんだけど!」


車とか普通にある割に、階級社会や文化の違い……興味深いではないか!


俺「この世界のこと、知りたいです! やっぱり俺のいた世界とは違うんですよね、いろいろ教えてください!」

金「もーーーー誰も俺の話聞いてないーー!」

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