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ガラスの街  作者: chisa
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第六話 ステッキ

 少しくらいその道を少し歩くと、すぐに扉までたどり着いた。扉に鍵はかかっていなかったようで、聖女が押しただけで開いた。


 部屋の中は真っ暗で、一つのランタンだけでは手元しか見えなかった。

「燭台がないか探してきますね」

「え、暗いし危険ですよ! 僕が代わりに行きます」

「いいえ。これくらい大丈夫ですよ。あなたこそ、選ばれし守護者なのですから、安全なところにいてください」

 そう言って聖女は部屋の奥へと進んで行ってしまった。


(そういえば……)

 守護者というものがどのようなものかは分かったけれど、そもそも僕はどのようにして選ばれたのだろう。

 神話には守護者を選び出す、と言っていただけで、具体的には書かれていなかった。あとで聖女様に聞いてみることにしよう。


 しばらくすると、ポツポツと辺りが明るくなり始めた。どうやら壁のくぼみの中に燭台があるらしく、聖女がそこにランタンの火を付けたのだろう。

 全ての燭台に灯りがともった頃には、中央に置かれているものがはっきり見えるようになっていた。


 それは、長いステッキのようなもので、先端には凝った装飾やガラスでできた宝石のような形をしたものが吊り下がっていた。


「これは、エルシス様が厄災を封印した時に使われたと言われるステッキです」

「へぇ~……、ええ?!」

(エルシス様が使っていたものなの?!)

 たしかに神話の中には、ステッキを持ったエルシスが厄災と戦ったと記されていた。まさかそのステッキが実在しているとは……。


(というか、僕なんかがこんなに神聖なものを使ってもいいのかな……?)

 シエルは街の人ほど信心深い訳では無いが、さすがに神様が使っていたものを触るだなんてことは気が引けてしまう。


 でも、これを使わなければ街の人は守れない。


 シエルは気を引き締めて、ステッキが立てかけてあるところまで歩いていった。


 ステッキに触れた時、ステッキから眩い閃光が放たれた。あまりの眩しさに、シエルや聖女たちも目を瞑った。

みなさまこんにちは、あるいはこんばんは!

いきなり放たれた眩い閃光……。シエルちゃんの身に何か起きてしまったのでしょうか……。


それはともかく、自分専用の武器があるってかっこいいですよね。この物語で出てくるのは変形できるタイプのステッキなのですが、個人的にはぶん回して遊んでみたいです。(どーでもいい)


それでは!また次の話でお会いしましょう!

さいなら~



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