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転生竜紀〜アルファ〜  作者: 神無月みな
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Ⅵ 能力を試してみよう

なかなか話が進みません……

 さて、ステータスも出たことだし、早速能力を試してみよう。

 どれが役に立つだろう・・・・・・

 《トラワレヌモノ》・・・・・・

 は!

 これならここから出ていけるかもしれない!

 早速発動させてみよう。


「《トラワレヌモノ》発動!」

「・・・・・・」


 あれ?

 なんで発動しないんだ?


「こんな時こそヘルプミー《叡智》!なんで私はここかて出られないの!?」


 〈能力の対象が確認不可〉


「はー!?」


 ここまで来てできないってどういうこと?

 私間違いなくこの部屋に囚われてるじゃん!

 もしかして直接捕まってないといけないの?


 〈《トラワレヌモノ》は現在直接拘束をされている場合にのみ発動〉


 今は使えないわけね。

 なるほどなるほど・・・・・・

 って、役に立たねー!

 ゴミ!!

 次だ次!


 ーーーーーー


 次は《電化》だ。

 能力自体は体を電子にするだったけ?


「《電化》発動!」


 叫ぶと同時に体が光り輝きだした。

 そしてそのあとすぐに小さな光の粒に・・・・・・


「っ、痛ってー!解除解除!」


 叫ぶと一瞬で体が元に戻った。


 〈《電化》は使用者の体を電子に変換する能力〉

 〈能力の使用時は使用者にダメージかかる〉

 

 《電化》ってそういうこと!?

 めちゃくちゃ痛い。

 体がバラバラになっていく感じがした。

 やめだやめ!

 《電化》は使いこなせるようになるまで封印することにしよう。

 もう使いたくない・・・・・・


 ーーーーーー


 2回続けて役に立たない能力だったな・・・・・・

 つ、次行ってみるか・・・・・・

 次は《岩喰らい》を、って大体どんなのかもうわかるけど・・・・・・


 〈《岩喰らい》は状況に応じて発動〉


 だそうで。

 とりあえず壁を崩して食べる。


 〈《岩喰らい》が発動〉


 やっぱり。

 これは毎回言われても困るから黙っていてもらうようにしよう。


 ・・・・・・


 残るスキルは《叡智》だけか。

 これもさっきから聞こえる声のおかげだよな。

 どうやらステータスがわかるのもこのスキルのおかげのようだ。

 ようやくまともなスキルが来た。

 まあ大体わかってはいたけれど。

 もう使っているけれど一応・・・・・・

 壁から岩を取ってこれに試してみよう。


「《叡智》発動。」

 〈魔岩石:岩石が魔力を吸収して変化したもの〉


 うん。

 便利スキルの筆頭みたいなスキルだ。

 〈《岩喰らい》で吸収することにより魔力を吸収することができる〉

 うん?

 《叡智》のテストのはずなのに思わぬ副産物が手に入ってないか?

 この「魔岩石」を食べたとき空腹感が紛れたのはそのおかげか。

 次はこの世界についてしてみよう。


「世界に対して《叡智》発動!」


 〈対象を認識できません〉


 どうやら直接認識つまり見たものにしか使えないらしい。

 世界はダメなのね・・・・・・

 まあそれでも十分便利か。


 ・・・・・・


 次は「アーツ」についてだ。

 こっちはスキルと違って「Lv」があるようだ。

 まずは《魔力操作》と思ったけれど魔力を認識しないと使えないようだ。

 となると認識するためにも《魔力視覚化》を使おう。

 次の瞬間目の前の景色に少し明るい霧のようなものが見えるようになった。

 こっちはスキルのように名前を言わなくてもいいようだ。

 あれ?

 もしかしてスキルの方も名前言わなくてもいける?

 後で調べてみよう。

 この状態で部屋を見回してみる。

 中心の台座には黒っぽい霧がかかっていた。

 それ以外の場所は白っぽい霧がかかっていた。

 さらに部屋の上の方にある光源からは霧が光のように伸びていた。


「綺麗・・・・・・」

 〈「魔力」どこのでもあり、エネルギーとなる〉

 〈魔力は魔法のエネルギー〉

 いつの間にか《叡智》が発動していた。

 魔力は魔法のエネルギーと言っていたな。

 ということは魔法を使える!

 ならば!


「《叡智》まほうのつかいかたをおしえて!」


 〈魔法を認識していないので不可能です〉


 そうだった。

 こいつ認識したものの情報しか分からないんだった。

 一旦魔法の使い方は置いておこう。

 魔力は私自身からも出ていて自分の魔力が届く範囲ならみることができるようだ。

そうだ目が届く範囲なら上手く使えば自分の姿を見ることができるんじゃないか?

外側から自分を見るように意識する。

黄色い肌、大きい腕、長い3本の爪、そして大きな瞳に頭の上には小さな角が2本あった。

これは・・・・・・怖いと言うよりも可愛いタイプの竜だな・・・・・・


 次は魔力操作だ。

 さっき魔力を認識したのでつかえるようになった。

 体の周りや中の魔力を指先に集める。

 すると少し光り出した。

 面白い。

 しかし気を抜くと一瞬で消えてしまった。

 かなり集中力がいる。

 少し練習をしてみよう。


 ・・・・・・


 〈《魔力操作》のLvが2になりました〉


 いかん。

 《魔力操作》の練習に没頭しすぎてしまった。

 次のアーツの確認をしなくてはいけない。


 次は《電子視覚化》だな。

 さっそく使って、うわぁ!

 き、気持ち悪いくらい小さな粒が目の前にたくさん広がった。

 これ全部電子なのかよ。


 さて、いちおう電子は認識できたから次は《電子操作》だな。


 感覚はさっきの《魔力操作》と同じ感じでさっきと違うのは《魔力操作》が体の中からも出したものを操作するのに対して、《電子操作》は周りにあるものだけだ。

 とりあえず一点に集めてみる。

 すると・・・・・・


「バチン!」

「イッタ!」


 どうやら集めた部分で雷が発生したらしい。

 これうまく使えればすごい強そうだ。

 これから《魔力操作》と《電子操作》は特訓だな。

 特訓開始!







これから少し投稿頻度が落ちます。

ご了承ください。

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