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王と妃

眠いな

「レナ、お疲れ様、双子だって聞いてたけどつづけてはキツイかい?」

金髪の男性はベッドで赤子抱いている、銀髪の女性にたずねた。

「これからこの子達を育てるのよ?こんなことでへばってちゃダメよ。」

レナと呼ばれた女性だ。言葉では強気な事を言っているが、少し疲れている顔をしている。

ここは、アルスティア王国王城、この世界の三大大国と言われる王国の一室で第一王子とた第一王女が生まれた。

アルスティア王国は、この世界最大の軍事と領土を有している。

現国王レクス・アルスティアは、二年前王位に着いたため、まだ27と若い年齢で王となった。そして、レナ・アスティアと一年前に婚姻を結んだ。婚姻を結ぶまでが長かった。レナは元はスクリュー侯爵家長女だ。

アルスティア最大の美女と呼ばれ、意思の強い女性であった。

誰とも婚姻を結ばないと宣言し、父であるスクリュー侯爵の頭を悩ませてきた。

しかし、彼女に一目惚れしたレクスの猛攻撃が始まった。その勢いは、吟遊詩人が詩までつくったほどだ。

結果、三年と長い時間をかけ、レクスがレナの心を打ち負かし、婚姻を結んだ。レナ曰く「私の為にここまでしてくれるなら、まぁいいか」らしい。

そして、今に至る。

「アルマ、ヒメキ、この愛しい双子をベッドまで運んでくれ。」

アルマと呼ばれた、産婆を務め侍女長を務めるレクスの少年時代からの頼れる侍女とヒメキと呼ばれた若いが全てにおいて完璧にこなすアルマ期待の侍女を呼び、産まれたばかりの双子を渡した。

「僕はレナと話す事があるから、レナの自室のベットまで連れていくよ」

「レクス様、レナ様は疲れておいでですのであまり激しく動かないようにしてくださいね。」

「アルマ、大丈夫よ。レクスは変のところで慎重だから」

そうでしたね、と軽く笑い、アルマと何一つ喋らず王子を抱いてじっと見ていたヒメキと共にこの部屋から立ち去った。

「さて、明日にはレイーナ商業小国連邦から、カルリアが来てくれるから、スキルやらなんやら見てもらおうね。」

レイーナ商業小国連邦は、商業大国でこの世界の六割の金を動かしていると言われる国だ。

そこに君臨するのがカルリア・カルリアだ。

エルフであるため、長い時間を生き、商業の全てを知る曲者である。

そして覚えているスキルの量も多く、全てを鑑定する力を持っている。彼に王子と王女を見てもらうつもりた。

そしてなぜ、性と名が一緒かと言うと、考えるのがだるい為だそうだ。

「そうなの?、そんなことより、疲れたわ。」

「なら僕が連れていくよ。」

と言ったとたんに、レナをお姫様抱っこをした。

「私、あなたのそう言うとこ、嫌いだわ」

と顔を赤くして、弱々しく発言したレナに、笑顔になってニコニコしている、レクスだった。

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