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19時にあなたと…①

19時になると、私の楽しみな時間が来る。

それは、気になる人と2人きりでお話が出来る事。


『今日の売り上げ、良いですね』


「そうなんですよ。良かったです」


そう言いながら、パソコンを触っている高橋さんの横顔を見た。

今までは恥ずかしくて、見られなかったけど、最近、高橋さんの顔を見られるようになった。


『長野さんのお陰ですよ』


パソコンから目を離して、私の目を見つめて言われた。

そんなに見られると、緊張してしまう。


「…そ、そんな事ないですよ。高橋さんのお陰です」


また、好きが増えてしまいそう。

だけど、これ以上好きになったら駄目だと自分に言い聞かせる。


私が働いている会社は、社内恋愛禁止のルールがある。

皆、隠れて付き合っているけど。


まず、私の事を好きになってもらえるなんて…ないと思う。


そんな事を考えていたら、高橋さんが口を開いた。


『長野さん、今度の11日はお休みですよね?』


8月11日は、花火大会の日である。


「はい。高橋さんもですよね?」


偶然、私達はお休みが一緒だった。

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