第10話真実と言うほど大層なもんじゃない!?
それは、突然のことだった・・・・
1分前(1分かい!!)
「なぁ・・・ひろし」
「なんですか??招き猫さん!?」
招き猫さんは、いつもと違い真剣な顔をしてぼくに話しかけてきた。
招き猫に表情あるの??という質問は、うけつけない。
「全部話したるわ!!」
「え!?」
「だから、全部話たるって・・・・わいの秘密全部な」
「で、でも・・・何も知らないって・・・」
招き猫さんは、確かに言っていたあれ以上何も知らないって・・・
「ちょっと知られたら困ることあってな・・・
それより、聞くんか??聞かへんのか??どっちやねん」
困惑はあったけど・・・
「聞きます。聞かせてください!!」
秘密が知りたい気持ちのほうが強かった。
まぁ、こんな成り行きがあって今話してもらうとこなんだけど・・・・
1言もしゃべってないんだよねぇ〜・・・・
空気が重いぜぇ・・・
「・・・あのなぁ」
招き猫さんがいきなり話し出した!!
ふ、不意打ち!?心の準備がまだだYO!!ってふざけてる場合じゃない
TPOを考えろぼく!!
ちなみにTPOって言うのは・・・って説明してる場合じゃない!!
なんで、自分につっこんでんだ!?
「ちゃんと聞かんか!!」
「ごぼぉ!!」
でた、でたー!!ねこパンチ!!
「痛い・・・」
「当たり前やっちゅうねん!!それでイタないゆう奴逆にキモいわ!!」
それもそうだなぁ・・・
ってことは・・・ぼくはそれほどキモくないんだぁ!!やったぁぁぁぁぁ
「んで・・・本題やけど・・・」
「は、ははい」
「どんだけ緊張しとんねん!!」
だって、だってなんだもん♪♪(キューティハニー!?)
さっきからぼくは、何をしてるんだ!?
作者!!変なことさすな(エヘ☆)
「わいの正体はな・・・」
ええええぇ!?まずそこからなの!?
「わいの正体は・・・・お前のひぃひぃおじいちゃんや」
「ほへぃ!!??」
「ほへぃってなんやねん!!」
「驚きの言葉??」
「疑問系かい」
だって・・・ひぃひぃおじいちゃんって・・・
どゆこと??
「だって、ひぃひぃおじいちゃんって死んでますよ!?なのに・・・招き猫さんってなんで??
なにがどうなって??これこれなの??びれびれなの??なんなの!?
ほわい!?ほわっつ!?ワタシナンニモワカリマセン」
「おちつかんかーい!!」
「ごごぼぼぉぉ!!」
ねこアッパーだ!!(新技)
「ちょっと落ち着いてわいの話を聞くんや」
「はい・・・わ・・かり・・ま・・した・・・」
ダメージ大ですな・・・
「順を追って話すで、」
ぼくはあまりしゃべらないでおこうっと・・
「わいは、確かに死んだで!!けどなぁ・・・前に言ったやろお前のひぃおじいちゃんは金使いが荒かったって、」
「はい」
「そんでな、一応父親やし・・はように死んでもたけど・・見てられんかったんや!!ものごっつう荒っかってんで!?金使い!!そのことが心残りで成仏できへんかってん♪」
明るくゆうとこじゃねぇ〜〜〜!!!
「んで、なんか金の使い方教えたいぃ〜〜!!とか思っとったら・・・招き猫作る店みたいなとこがあったんや!!」
「ふん、ふん。」
「んで、ノリで乗り移るとかできるかなぁ・・・って思って、てやぁ!!乗り移りぃ〜〜!!とう!!ってやったら乗り移った♪バリ簡単おてがる♪」
「ふんふん・・ってえええええ!?ノリって、何ですかそれぇ!?しかも簡単おてがるって・・・どっかの携帯のCMみたいなこと言わない!!」
ノリって、ノリって・・・食べる方じゃないYO!!
YOあきた・・・
「んー・・らくらくホンだよ♪」
「母の日のプレゼントに♪・・・ってコラーーーーーーーー!!!!!」
「本○弁護士!?or山○ほうせい!?」
「いえい、いえい♪・・・じゃなくてぇ〜・・」
何をいっとるんだぼくらは!?
漫才か!?漫才なのか!?
「ひろし乗るようになったやん♪ひぃひぃおじいちゃん嬉しいで♪」
「え・・そうかなぁ(照)」
「照れんなって!!キモいから」
冷静に言われたぁーーーー!!リアルにキズつくぜ
「話を戻して・・」
あ!そうだった・・・
「んで、乗り移れて金の使い方教えたっちゅうわけや!!」
「へ〜・・でも、それなら心残りないはずですよね・・なのになんでまだ招き猫さんなんですか??」
「それはな・・成仏のしかたわからへん♪」
「は!!??」
もうマジで、は!!??
「なんか、ノリでやったから♪」
「後のこと考えてないんですか!?」
「もち♪」
「・・・・・・・」
「だって、ノリでできたらノリで成仏できるかなぁって♪」
「できてないじゃないっすか・・」
「エヘ☆☆」
エヘじゃねぇ〜〜〜
心の中で言ってるのは、殴られるのが嫌だからだよん!!
「あ・・そうだ!!ぼくに知られて困ることってなんですか??」
確か最初に言ってたよね・・・
「あぁ〜、それなぁ後から教えた方がドラマチックやん♪」
「は?それだけ・・・??」
「それだけやで??」
なに当然やん!!みたいな顔してんすか・・もう!!
「全然深い意味ないじゃないですか!!」
「やかましいわ」
「ごぼぉ、ごばごばごぼぉ!!ごびごびごばらぁ!!ごばぁん!!ごぼぉ!!」
ねこパンチ!!ねこキック!!ねこ回し蹴り!!ねこ連続パンチ!!ねこアッパー!!ねこフック!!(新技)今までの集大成の攻撃きたーーーーー!!!(だれかのものまね)
「何す・・・る・・んです・・・・か」
「ちょっとイラっときた♪♪」
「ちょっとじゃないですよね!?マジすいません」
怖い、怖い怖い怖い
「あんな・・わいはな、息子、孫、ひ孫に教えてこられたことをめっちゃ嬉しく思っとんねん!!だからおーるOKや!!」
「・・・そうですか、よかったです・・」
本当に嬉しそうな招き猫さんを見てぼくも嬉しくなった♪
「・・けどちょっと、疲れたわ・・・」
「招き猫さん??」
招き猫さんの体が透けている・・消えてしまう!!
「招き猫さん!!招き猫さん!!」
ぼくは力の限り招き猫さんを呼び続けた!!
けれど、招き猫さんは消えてしまった・・・
「ま、招き猫さん!!招き猫さん!!」
「やかましいねん!!」
「え!?」
「あのな、わいは眠いねん!!寝ようとしとんねん!!安眠妨害すんな!!」
「あ、あの招き猫さん・・・成仏したんじゃ・・」
なにがなんだか??
「はぁ!?成仏のしかた分からんゆうとうやろ!!」
「え!?でも消えて・・・」
確かに消えてた・・
「あ〜〜・・ドラマチックやん♪」
「ドラマチックですまさないでぇ〜〜〜!!マジびびったから、びびったから!!
マジびびったから、プリーズチョコレートやから!!NOえいごやから!!」
「じゃからしい!!!眠いゆうとうやろ!!最後のほうの言葉なんやねん!!意味不明じゃ!!人の眠り妨げるような奴は・・・昇竜拳!!!!!」
「ごばりりりん!!!!!」
オウNO!!ショウリュウ拳くらったぁ!!マジヤベぇかんじー!!(ギャルか)
とにかく、まだ騒がしい日々が続きそうです。
いままでマジありがとです♪