前日
こんにちは。今回初めて投稿させていただきました。未熟者ですが皆さんに楽しんでもらえるように頑張ります。
グラン島にある小さな村レミース。その村にいる15歳の少年ルークは、一つの夢を持っていた。「僕は魔導士になって父さんに会いに行くんだ‼︎」
「この世界には冒険者(モンスターを討伐したり、罪人を退治したりして生活を送っている者)がいる。冒険者には様々なクラスがあるが、例えば戦士、魔導士、僧侶の三つがある。肉弾戦が得意なのは戦士、魔法による攻撃や敵の弱体化が得意なのは魔導士、味方の回復や補助が得意なのは僧侶である。あくまで例であってまだまだいろいろなクラスが当然じゃがある。さらにこのう⋯⋯ルーク? 生きとるか〜」
ルークは慌てて「お⋯起きてるよ師匠‼︎ 試験は明日なんですから寝る暇なんてあるわけないじゃないに決まってるだろ〜」と言うと
「そうかい? では、わしがどこまで説明したかいってみーや‼︎」
「それはもう、それで⋯⋯そうだ‼︎ 師匠が昔冒険したはなーー」
「もう良いわ〜。全くこんなんで試験受かるのかの〜。⋯⋯無理だな」
ルークの師匠ライアックはレミース出身で、かつて世界の半分を旅した五人組の一人で、世界で三本の指に入ると言われている魔導士である。実力はあるが人を小馬鹿にするのは好きになれない、というか嫌いだ。父さんもこの爺さんに色々教え込まれたそうだ。
「まぁさっき話したことは当たり前の事だから大丈夫だと思うがの〜。いいや、今日は終わり〜。明日頑張ってね〜おやすみ〜」そう言うとテレポートで消えた。ルークは急な展開で頭が回らなかった。しばらくして頭が回り
「あのじいさん無責任だよ。俺、試験合格できるのかな」と意外に冷静と明日のことが考えられた。
「まぁいいや。なんとかなると信じて寝よう」ルークはベットで横になってふと思った。「父さん、僕、父さんみたいに立派は冒険者になるよ‼︎」
そして、試験当日になった。
感想があったら送ってもらえれば恐縮です。