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魔法をあなたと共に

皆さんは魔法が使えたら何属性がいいですか?

私は欲深いので全属性でふ^3^


箒にも乗りたいです。


魔法の憧れは全てハリー○ッターからきています。

 王国の名門が集う学園の講堂。今日は魔法の実技授業が行われていた。


「本日の課題は、ペアになり、お互いの魔法の良い点を見つけ、それをレポートにまとめることです。」


 講師の言葉に従い、生徒たちはペアを組んでいく。講堂のあちこちで、

「ペアになりませんか?」という声が飛び交った。


 もちろん、ルーナティアとエドアルドにも多くの声がかかった。


「ルーナティア様、ご一緒しませんか?」

「エドアルド殿下、ぜひ私と!」


 だが2人は既にお互いをペアだと認識しているため、礼儀正しく断りの言葉を伝える。


「ルーナ、よろしく頼むよ。」


「ええ、エド。こちらこそ、よろしくお願いいたしますわ。」


 周囲が落胆する中、二人は自然と並び、ペアとして授業に臨んだ。


 今回の授業では、魔法を使う側は自身の魔法をいかに美しく魅せるかが重要なポイントとなる。ルーナティアは水と自然の魔法を得意とし、その繊細な魔力操作はまるで咲き誇る花々のようだった。


 エドアルドは氷の魔法を操る。彼の魔法は研ぎ澄まされた刃のように鋭く、

そして純粋な美しさを持っていた。


「では、僕からいくよ。」


 エドアルドが手をかざすと、空気がひんやりと冷え、まるで宝石のように輝く氷の蝶がゆっくりと形作られていく。透明な羽に細やかな模様が施され、ひらりと舞い上がる姿はまるで夢幻のようだった。


「……まあ、なんて美しいのでしょう。心を奪うような輝きを持っていますわ。」


 ルーナティアは魅了されたように微笑む。


「ルーナの前でだから、綺麗に見せたくなったのかもしれないね。」


 エドアルドは静かに微笑みながら、ルーナティアを見つめた。


「……次はわたくしの番ですわ。」


 ルーナティアは優雅に手を掲げる。水の雫が宙に浮かび、淡い光を浴びながら小さな花の形に変わる。それは風に舞うように揺らめき、まるで生命を持っているかのようだった。


「繊細でありながも、凛としている姿はまるでルーナのようだね」


 その瞬間、エドアルドの氷の蝶が静かに舞い降り、ルーナティアが作った花の上にそっと羽を休めた。


「……エドの蝶が、わたくしのお花に……。」


 ルーナティアはそっと花を見つめ、微笑んだ。


「まるで、運命に導かれたようだ」


 エドアルドは優しく囁くように言った。


「ふふっ、ありがとう。エドの長所、レポートにしっかりまとめますわ。」


 ルーナティアの微笑みに、エドアルドの胸が高鳴る。

彼はふと、彼女を氷の城に閉じ込めてしまいたい衝動に駆られる。


 誰にも見せたくない。この魔法も、彼女の微笑みも。


 だが、そんな考えを振り払うようにエドアルドは筆を取った。


「僕も、君の魔法の美しさをしっかり記録するよ。」


 講堂の中で、二人だけの特別な時間が流れていた。


二人の言葉は、周囲の生徒たちには届かないほどに密やかで、

エドアルドは少し恥ずかしそうに、しかし確かな決意を込めて言った。


「これからもずっと、君と一緒に魔法を使っていきたいと思ってる。」


その言葉に、ルーナティアは静かに頷き、彼の手をそっと握った。


「私も、エド。あなたのために、魔法をもっと磨きますわ。」


その手の温もりが、二人の心をますます近づけていった。

周りが気づかぬうちに、二人だけの特別な時間が静かに流れ、互いの心が寄り添っていった。



13歳とは思えないほどの独占欲と精神力、、。

でもきっと私たちの世界の13歳と彼らの世界の13歳とでは価値観が違うのだと思います!


2人はSクラスなので、クラスメートも頭脳明晰です。

なので2人がどのような関係なのかは薄々気がついており、2人を引き裂くようなことはしません。

なので邪魔をするならBクラス以下或いは何も知らない高位貴族、他国の王侯貴族くらいでしょうか。





ルーナティア・ヴァルデリア

対象者:エドアルド・フォン・ブルーネス


彼の魔法属性は氷で、今回は美しい蝶々を作りました。彼の魔法は一見すると研ぎ澄まされた刃のようですが、純粋な美しさが顕著に表れています。今回はいかに美しい魔法を披露するかが高得点のポイントでした。彼の蝶々は、まるで宝石が輝くかのようでした。透明な羽に細やかな模様が刻まれています。

ひらりと舞い上がる様子は本物の蝶々でさえも恐れおののく光景でした。



エドアルド・フォン・ブルーネス

対象者:ルーナティア・ヴァルデリア


彼女の魔法は水属性で、自然魔法を得意とします。主に花を生み出す能力が高いです。

彼女は今回、雫を花に変える変換魔法を使いました。

講堂から差し込む光を浴びながら小さな花に変わる光景は一生忘れられないでしょう。

風に舞うように揺らめき、まるで本当に生命を持つかのようでした。

繊細でありながらも、凛とした花々は、力の使役者であるヴァルデリア嬢そのものです。


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