魔法少女の最期
そう!
いつも決まって
煌めいていて
元気よく
そして涼やかな声で
放たれる呪文が
呼び覚ます
虹や
星や
ハートに包まれて
この世界に舞い降りた魔法少女は
あらゆる魔の手から
私達を護ってくれた
魔法少女は
どこから来るの?
「それはミラクルワールドの秘密!」
そんな言葉を
ウィンクの星と共に残し
虹の尾を引きながら
矢のように
太陽の下
月の元へと
飛び去って行く
彼女は
人々へいつも
夢と希望を
与えてくれる
そう信じていた!!
でも
それは
まるっきり違っていた
悪魔とは
湧いて出るものでは無く
心の内に潜むものだと……
私達は
ふいに
ひとりの少女が
倒れ
あっという間に
アスファルトを真っ赤に染めるのを
目の当たりにして
ようやく気付かされた
少女の
あの桜の花びらの様なくちびるは咳込み
漏れ出た血が
流れとなって滴り
少女を覆う血の池を
更に満たす
断末魔の少女の口からこぼれた
あの呪文は
何の奇跡も起こせずに
彼女の体から流れ出す血潮と同じ様に
“魔法少女”の体を冷やしてゆく
ごく普通の少女だったはずの女が
内なる悪魔に染上げられ
握り締めた嫉妬の刃が
あっけなく魔法少女を刺し
今、アスファルトに
新たな死の模様を
ボソリ!と
綴った
真っ黒ですみません<m(__)m>
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