表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/5

第4話 魔王様、深夜番組に夢中になる

第4話投稿いたします

現在時刻 ー深夜0時ーを過ぎた辺りで、俺はベッドから出ることにした。目的は深夜番組を視聴するためだ。


俺は、シンシアに気づかれないよう慎重に行動を開始した。

そして――細心の注意を払いリモコンの操作をする――

まずは、テレビのボリュームを可能な限り下げて、シンシアに気づかれないようする。


俺が最初に見た深夜番組はバラエティー番組だった。ゴールデンタイムの番組とは違い多少過激な内容だが、来週も継続して見てみたいそう思えるほど面白い番組だった。


楽しい時間はあっという間に過ぎて、気がつけば朝になっていた。シンシアにバレたら怒られるよな……


俺は、気配を殺してベッドに戻ろうとしたが……


「魔王様、夜更かしはいけませんよ?」

俺の背後にシンシアがいつの間にか立っていた。

「深夜番組が気になって夜更かししちゃった、テヘッ☆」

この直後シンシアから鉄拳制裁を喰らう羽目になる。


ガンっという鈍い音が俺の頭から鳴り響いた。


「うぅ~、痛いじゃないか!」

「何が『深夜番組が気になって夜更かししちゃった、テヘッ☆』ですか!」

「だからって、強く殴る必要ないじゃないか!」

「教育的指導です」


これ以上、シンシアに逆らうのは止めておこう……命が幾つあっても足りなくなる。


「魔王様は女の子としての自覚足りません!」

「夜更かしと何の関係があるんだ」

ここから、シンシアの説教タイムの幕開けである。


二時間に及ぶシンシアの説教がようやく終わりを告げた。

説教の内容は主に俺自身もう少し女の子らしくとか夜更かしは美容の天敵だからするなと言った内容である。


現在時刻 ー午前6時ー 俺は眠気が襲ってきたので寝ることにした。


それから―四時間後―


「ふぁ~、シンシアおはよう」

「全く『おはよう』じゃありませんよ?」

シンシアは若干不機嫌そうにしていた。


俺は、シンシアがどうして不機嫌なのかその理由(わけ)をまだ知らなかった。


「あの、シンシア」

「何ですか?魔王様」

「レオンの姿が見えないんだが知らないか?」


レオンの姿が全く見えないので、シンシアにレオンの奴が何処に行ったのか聞いてみた。


「レオンなら、仕事に行きましたよ?」

「仕事?」

レオンの奴一体どんな仕事をしているんだ?今度レオンに直接聞いてみるか。


俺は遅めの朝食を食べながら、ワイドショーを見ることにした。当面の間は元の世界に戻ることより今の環境に馴れる事を優先するとしよう。


「魔王様、お買い物に行きましょう」

「何で一緒に行く必要があるんだ?」

「当面はこっちで生活するんですから、ここら辺の土地勘を養うためですよ」

「……一理ある」


時刻は丁度昼時だった。俺はシンシアと一緒に買い物をするため外出する。俺はシンシアに連れられて商店街へと向かう。


どうやら、シンシアは食材の買い出しをするらしい。シンシア曰く今日の夕食は普段より奮発するようだ。











当面の間不定期更新が続きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ