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周囲の反応。

「俺は見当つくけどねぇ。」



水海道さんがのほほんと言う。



「え?」



「でも教えないよ?

まぁ、点と点を繋いでくればすぐ分かるよ?多分半分くらいは二人とも分かってるんじゃないのか。無意識的に。」



なぞなぞとか推理って苦手なんだよなぁ。



「全く分かりませんが。というか女子二人いてそんなブランド?だっけかそれ知らないってあるんですかね。」



「那珂、それは偏見ってやつだよ。

男がみんなスポーツカーや外車等々車好きって訳じゃないだろ?

俺はちーちゃんが一番で、趣味と言ってもいい感じだし。」



「松本松本、前々から思ってたけどお前の田中好き度は異常だと思うぞ?あの腕力ゴリラのどこがそんなにいいんだよ。」



「松本の言う通りだぞ?

ちなみに俺は嫁さんと子どもが一番で、食べ歩きが二番だ。」



くっ嫁さんスキーと彼女スキーに対抗できるスキルがない!!!

むぅ、しかし女性だからブランドに詳しい訳じゃないんだな。いかんいかん、視野が狭かったな。



「何はともあれこれをきっかけに穂積さんや鈴木さんが…まぁ仕事は一番にしてもらわなきゃいけないけど、おしゃれを楽しめるようになるといいよな。

必要以上に地味にしてる感があったからねぇ、二人とも。

まぁ、樋口部長関連だろうけど。あの人さ、無意識的に女性に対して侮蔑というのか女なんてどうせ……って気持ちが外に漏れてるんだよね。

穂積さんはあの通りちょっと天然入ってるけど仕事上の察しの良さはピカ一だし、鈴木さんは野生の勘的なモノがあるからさ。

変に萎縮というか波風たたせないよう空気になろうとしている感がいなめないよね。」



水海道さんは、よく周りを見ている人だなぁ。

そして鈴木、お前野生の勘で行動する人間と思われてるぞ。あ、でも納得できるわ。

穂積さんが天然っていうくらい納得できるわ。



「やっぱり女の人がイキイキ仕事したり過ごしてくれるのが一番ですものね。

水海道さんがまた上司になってくれればいいのにって思うことすごく多いですよ。」



松本、それな。

大神課長が入院中、水海道さんが課長代理になってた時はほんと良かったなぁ。まぁ、上司のベストは大神課長だけど。

樋口部長がいくらきつい言い方とか強硬に物事進めても、水海道さんと穂積さんがタッグを組めば大抵なんとかなってたもんな。



「はは、ありがとね松本。

しかし樋口部長と組むのはもう無理だなぁ。ここ最近、色々酷すぎるし。あれをフォローできる気がしない。」



「たしかに…」



「それは…いえますね…」



三人で遠い目になる。きつくても優秀だったからまぁ、我慢はできたんだけど最近正直劣化が酷いからな。

そんなことを考えていると、丹波が走り込んできた。

うん、後で要指導な。

そしてさらっと穂積さんと鈴木を誉めて着席するのにこっちにやってくる。



「水海道先輩に那珂先輩、松本先輩おはようございます~!」



「おはよう、丹波。後で指導ね。」



「おはよう、丹波。指導だな。」



「おはようございます、丹波君。指導されるしかないと思うよ?」



「えっ、先輩たちひどくないですか!?」



「当然の反応だと思いますよ?」



「松本の言う通りだぞ?あとお前が穂積さん達の変化に気付いたことに驚いてる。」



丹波ってそういうのわからないやつだと思ってたんだが。



「え?だって全然違うじゃないですか!二人ともなんかキラキラした雰囲気ですし。」



丹波の返答に三人で首を傾げるのだった。




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