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平気そうだから平気なわけではない

朝ごはんを食べて私とミトサンが皿洗い、さや先輩にお支度をしてもらい焔さんの所に差し入れに向かうこととなった。


皿洗いを遠慮するさや先輩にミトサンがごり押しで引き受けるという一幕はあったが、概ね順調に出発できた。







さや先輩を焔さんのマンションの前で下ろし、私の家に向かう。

カートの荷物ごと降ろしてもらう手はずなのだ。

私が洗濯とかしている間にさや先輩を回収して食材を買って、また迎えに来てもらう予定。


私が寝坊しなければ、一緒に買い物行けたのだけど仕方がない…ぐっ!

好きな食材こっそりしのばせて美味しいもの作ってもらおうと思ったのに…!!



「なぁ、鈴丼…職場で穂積さん大丈夫か?」



あと少しで家につくところでミトサンが尋ねてきた。



「さや先輩はいつも通りですよ?」



「鈴丼、平気そうに見えるから平気とは限らないもんなんだぜ。

この前、高橋に昼前に仕事渡されて昼飯オフィスで食べてたことあったろう?

あの時様子見に行ったが顔色酷かったぞ。

見てるとさ…頼まれれば概ね引き受けてしまったり、背負い込む(たち)だろう。いつかボッキリ折れんともいえないぞ。

頼りになるのは分かるが、頼るのが当たり前になりすぎないようにできる範囲で気をつけていってくれ。

本来は上司がその辺を見極められなきゃならないんだけどなぁ…樋口さんはあの性格だし、そもそもフォローされてるって気付いてないだろ?」



「はい、そうなんですよね…うん、頑張ります!」



私が意気込むと、信号待ちで停車したミトサンは前を向きながら笑って首を降る。


「違うぞ、鈴丼。一人じゃなくてな、チームで頑張れ。穂積さんほどではないけど、松本も那珂も頼りにはなるだろ。

それにな、鈴丼も頼られる先輩になりつつあるんだからな。」



「先輩に…なれてますかねぇ…」



「その辺は成長してると思うぞ?

料理の腕と違って。」



最後の最後でいらんことが付け加えられた。

なんかちょっと感動してたのに!!ふっとんだよ!!

むくれながらお礼を言って、ミトサンと別れたのだった。













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