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早い安い味は普通に美味しい!



視点か主人公に戻り、時間軸も戻ります。

さや先輩が接待昼食に出掛けた後になります。




さや先輩はドナドナされてしまったので昼食はひとりだ。

どーしようかなーと思ってると那珂先輩に肩をたたかれた。



「鈴木、穂積さんから頼まれたから飯を一緒に食べに行こう。」



「では社食に。」



那珂先輩に観賞以外の興味はゼロだが、内情を知らない人からみるとイケメンと地味女子が二人でご飯だなんていらぬ妬みや憶測をうまないとは限らない。

社食ならまぁ、大丈夫だろう。知り合い居たら同じテーブルに引き込むか、相席になればよい。

そんなことを考えていると後ろから声が掛かる。



「那珂先輩、鈴木先輩!

社食に行くなら俺も一緒に行きます~!」



「社食以外行けないの間違いでしょう、丹波。まあ一緒でもいいけど。」



「が、頑張れば牛丼屋に行けますよ!」



「並盛じゃ持たないだろうよ。」



「ぐうっ!!」



那珂先輩が不思議そうな顔で見てきたので丹波の財布事情を教えてあげた。



「丹波、もう少し考えてだな…」



社食までの道中は那珂先輩から丹波へのプチお説教タイムとなった。

私は内心ニヤニヤしながらその光景を眺め、最近読んだ小説に眼鏡×ちょっとドジな元気っ子新人の話があったなぁ~とのんきに思っていたのだった。






★★★★★



席について、いざご飯!となった時偶然やって来たミトサンも加わり、男女比は三対一となった。

これはよくないかもしれない。

そう思って辺りを見回せばトレイを持ってキョロキョロする美女を見付けた。

あの美女は知ってる!

秘書課のとりまとめしている人でさや先輩と仲が良い人だ。さや先輩が仲良しなら良い人に決まってる。

私はおもいっきり手を降った。美女はそれに気付くとよってきてくれた。



「貴女、確かほづちゃんの後輩の…」



「はい、鈴木です。

さや先輩は接待昼食に強制参加してるので不在ですが、よければご飯ご一緒にどうですか?」



「あら、いいの?」



「今ならイケメンの向かいでご飯食べられるオプションついてきますよ。」



「鈴丼よ、俺らはオプションかい。

…そちらがよろしければどうぞ。」



「ふふ、ありがとう。

あと二人来るけどいいかしら?」



「大歓迎です。」



こうして、私は両手に華やかな美女軍団、向かいにイケメンという布陣での昼食となったのだった。



ちなみに、今日のお昼は回鍋肉丼にした。

野菜もお肉もとれて、丼である。最強だ!





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