珍名なのかな?
お久しぶりです。
体調不良もあり更新滞って降りましたが、今日から再開したいと思います。
風邪には気をつけていきたいです。
読んでくださっている方に感謝を。
お楽しみいただければ幸いです。
お昼休み終了ギリギリ前にさや先輩が戻ってきた。
「お疲れ様です、今戻り…」
「「「「「「「「「おめでとうございます!」」」」」」」」」
一斉にクラッカーが鳴りびびく。樋口部長と富久山はなんか戻って来ないので丁度よくノリノリで祝えた。
ちなみに、クラッカーはもちろん飾りが散らないタイプのものにした。
「……!び、びっくりしました、えと…ありがとうございます。」
目を見開いて固まったのち瞬きしたあと照れたように笑うさや先輩はとてもとても幸せそうで可愛らしかった。
なんだろ、なんか綺麗になったというかかわいさが増したというか…さや先輩好き!!
ミトサンが相手というのはうーん、やっぱり惜しい気はするけど…逆に考えればミトサンの相手できるのさや先輩ぐらいなんじゃと思えばほんとお似合いだよねぇ。
良かったな、ミトサン…
浮気したら凄絶な報復をする所存です。
「穂積さんも珍しい名字だけど水卜も珍しいよねー。」
「画数は減って楽ですけどね。」
「あ、確かに!」
「仕事ではこれからも穂積でいくのでよろしくお願いいたします。」
わいわいと話しているうちに昼休みが終わる。
「樋口部長は呼び出しでも受けてるの?」
さや先輩が半笑いで聞いてくる。
今週は平均三十分位遅れで昼休みを終わらせる二人です。
昼休みが始まると同時に出ていってだから勝手に延長してます。
さや先輩はノータッチをきめたので、かわりに大神課長が二日ぐらいはやんわり注意してくれてたんだけど、三回目からはなにも言わなくなったよ!!ヤバイね!
「もー、さや先輩分かってるくせにぃ。」
「うーん…この調子で続けば、中間決算が終わったら呼び出しかしらね?」
そんな話をしてから時間だけが過ぎ去り…
「今もどった。」
二時になってから登場する樋口部長と富久山。
さも取引先と打合せしてきました感がすごいけど…そんな事実一切無いんだよねー
「お疲れ様です。樋口部長、昼休み終わり頃に戻りました。」
「そうか。」
さや先輩の声かけに一言返して席に戻る。
わー、おめでとうもなしなのかよ。一応おめでとう位社交辞令としてでも言えないのかねぇ…
「水海道先輩、樋口部長おめでとうも言いませんよ…」
仕事をしながら隣の水海道先輩にこっそり報告する。
「逆にその方がいいんじゃない?おめでとう言われてもって感はあるし…まぁ、半分冗談なんだけどね。」
半分本気なんですか。
「社交辞令としても言えなくなってしまった樋口部長はクオリティ劣化してるから仕方ないよ。」
それな!って思われてしまうあたり、なんか可哀想な気もするね。