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有志にしますよ、ハッハッハ。

樋口部長が天花寺社長のところに来たのは、約束の時間から二十分たった頃だった。

意外にも丹波がそれまでの繋ぎを頑張った。

まぁ、空気が読めず怖いもの知らずなのが功を奏したところもあるだろうけど…

うまい棒の話で盛り上げたあとはうまい棒のショルダーバッグをしたランスロット君の記念撮影を天花寺社長こみでしたり、ミトサンの昔の話をしたり…と、自分ができる精一杯の対応をした。



「…つ、疲れたっす…」



戻ってくるなりへたりこむ丹波。お疲れ様。



「お疲れ様、丹波。

しかしさや先輩はそれをずっと続けたあげく一人でご飯ついてったんだよ?

うらやましいんだろう、丹波?」



いたわりつつも、前の事をもちだしてやる。



「うえー…、無理いぃ…

俺、穂積さん来たらちゃんと謝るっす…すげぇや。」



「ふふ、まいったか!!」



「なんで鈴木先輩がどや顔?納得いかないです…!」



「ハイハイ、お前ら声落とせ。けっこう響くぞ?」



丁度トイレから戻った那珂先輩に宥められ、私と丹波はお口チャックでそれぞれデスクに着席し仕事を開始したのだった。






暫くして、天花寺社長とランスロット君が声を掛けてくれてから帰っていった。

いつもより打ち合わせが早いとみるのか、はたまたうまくいかなかったのか…


天花寺社長が戻った後も打ち合わせが別室で続いたのでうまくいかなかったのかな?

昼前に戻ってきた樋口部長に水海道先輩が声を掛ける。



「樋口部長、お疲れ様です。

昼休み前にご相談が…穂積さんの結婚祝いですが課として何か渡そうかという話が出てるのですがどうでしょうか?」



「…結婚祝い…だと…?」



眉をしかめて嫌そうな顔をする樋口部長。



「はい、現金で渡そうかと…」



そんな態度にもめげず続けて話す水海道先輩。心がお強い!!!



「え~?なんでですか?

渡したい人が渡せばいいじゃないですか。会社からもお祝い金

出るんですよね。

色々手続きとかで休んだりするのにお金もらえるなんていい気なもんだって正親さんも言って…」



「じゅ、潤!!」



横から口をはさみ、途中で樋口部長に口を塞がれる富久山!

あっ!水海道先輩すごい笑顔になった。うん、おこなの?激おこなのね!!



「分かりました。よーくわかりました。ハイハイ、失礼します。

今の話は忘れてください。」



そしてくるりと背を向ける水海道先輩。



「お…おい、水海道これは…」



「穂積さんに会社からお祝い金は出ますが、仲間として何かお祝いしたいと思ってます。とりあえずお金で渡そうかと思うので、お祝いしたい気持ちのある方は水海道まで来てくださいねー!有志制にしまーす。

負担金額は人数にもよりますが、一人あたり千円未満を予定しています。」



樋口部長が言い掛けるのをぶっちぎって皆に声を掛ける水海道先輩。

はーい、と元気に返事をする面々。

そのとたん丁度よく昼休みになり、樋口部長はお腹すきました…正親さん…の言葉でどこかに消えたのだった。

何も言わねーのかよ!!!



「水海道さん、お祝いするのでよろしくお願いいたします。」



一人残された高橋先輩が言いに来る。

なんか最近ハブられてるんですか…?










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