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どの口が言うのさ。

総務の後は、経理の人も来て鬼瓦さんと同じようなやり取りをした。

ミトサンの信用がほんとにっ行方不明!!!

会社員としての評価はすごくいいのに性格的に事故物件との評価を軒並みされてましたね。うむ、流石のミトサンだよ。



★★★★★



四時近くになって事故物件評価の男ことミトサンがやって来た。


「失礼します。

あ、いたいた…さやちゃん、はいこれランスロット君からお祝いだってさ。」



丁度、水海道先輩と私のデスクに来ていたさや先輩の所にミトサンが近づき持っていた荷物を掲げて見せた。

あっ!これさや先輩の好きな紅茶メーカーの季節先取りの限定商品詰め合わせパッケージ!!!

この前、買おうかなぁ~ってサイト見て悩んでたセレクション狙い撃ちとはすごいぞ、ランスロット君!!



「思いの外、回るのに時間がかかったというか引き留められたというか…

さやちゃんさぁ、サニタの副社長とか、伊波の常務と知り合いなの?ものすごく見定められてる感がはんぱなかったんだけど…?」



え、どっちもうちの取引先の大手じゃないですか。

さや先輩の人脈謎…



「今はそんなに上になったんですねぇ~

まどかさん達経由で…以前、ご紹介を受けた方達なんですけど…」



「「「は?」」」



ひっ、さや先輩…!!ミトサンの纏う空気が不穏になったんですけど?!

えっ、ご紹介って…それって…お、お見合い…!??



「それぞれ思う男性の方が居て、その橋渡しとか縁結びしたりしましたね。

それで年に一回は必ずホームパーティーに友達として招かれる仲なんです。」



さや先輩、縁結びしてたんですね。すごい。

生カップル成立見てみたかったなぁ~~~!!!!!

あ、ミトサンの不穏な空気が無くなった。よかったよかった。



「あ、なんだかメール届いてるのはそれでなのかしら?仕事終わってから見ようと思ってたけど。」



「改めてお祝いしたいからさやちゃんに連絡するって言ってたよ。そういや。」



「分かりました、ありがとうございます。」



「うちの課の取引先のお偉いさんと懇意って…穂積さん効果もあったのかもね~」



「いやいや、水海道さんそんなことはないと思いますよ?」



「あったらあったでお手柄ですよ、さや先輩!」



そんな話をして盛り上がっていると…



「水卜!!なんでここにいるんだ!!」



コピー室で富久山といちゃこらしゃべりたおして出てきた樋口部長が噛みついてくる。



「仕事中にしかも他の課に来て私語とは何事だ!!」



おい、鏡見て出直してこいよ。

ブーメラン!!めっちゃめちゃブーメランじゃん樋口部長!!!

同じ課だけど富久山と無駄話しまくりじゃん!!!!

って、ミトサンスゲー笑顔なんだけど?!!

怖っ!!

怪獣大決戦始まっちゃう…!!!!





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