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くわばらくわばら

今日は一本早めに出勤した。

さや先輩の重大発表があるからね!いや、私にはあんまり関係ないかもだけど万が一さや先輩が緊張してたらおしゃべりでもして気分を解す的なことはできるカナーって思ったし。

あと、なんかソワソワして落ち着かなかったしね!

うわー、私の方が逆にドキドキしてきたよ!!



「おはようございます!」



元気にオフィスに入れば、そこにはさや先輩は居なかった。

今のところ来てるの松本先輩と水海道先輩のみだ。

あ、でも荷物あるから来てはいるのかな…?え、トイレ??



「おはようございます、鈴木さん。」



「おはよう、鈴木さん。」



松本先輩と水海道先輩も笑顔で挨拶してくれる。



「なんか朝来たらお盆が床に転がってて、簡易応接スペースに大神課長と穂積さんのカップが置いてあったんだよね~」



「那珂も来てると思うんだけど、居ないんですよね~?」



のほほんと首をかしげながら片付けをしている先輩二人。

うん、二人揃って癒し系ですよね~



「あ、カップ洗ってきますよ~」



「じゃあ、頼んじゃおうかな?よろしくね~」



「じゃあ、お盆の消毒と拭き取りはやりますね。」



松本先輩と連れたって給湯室に向かう。



「なにかあったのかなぁ…」



「お盆が転がってる時点でなんかあったんですかね?

さや先輩と大神課長がいるのにそんなことになってるって一体…」



そんな話をしながら給湯室から出ると、水海道先輩が受話器を叩きつけるように置いていた。

えっ、な、何があったとです!???



「…水海道さん、どうしました?」



「どうもこうもないよ…樋口部長と高橋と富久山…今、旅行先から帰る途中なんだって…」



「「は?!!」」



水海道先輩が眉間にシワを寄せながら吐き捨てるように言う。

横をなんとなく見やれば、松本先輩から笑顔が消えて小さく舌打ちしたよ、怖い。



「渋滞にはまったんだってさ!

そりゃあ平日で週明けだもん道混むだろうよ!まだ他県なんだとさ!!」



「えー…」



「ははっ!社会人としての自覚ってなんですかねぇ?聞きたいですよ、樋口部長に…」



おおう、先輩方大荒れ!!!

ダーク松本先輩降臨してる!!

!二人がお怒りモードってはじめてかも?

あわわ、さや先輩早く帰ってきて~!!


しっかし、富久山は先週無断欠勤したのに今日は三人して遅刻とか…なに考えてんだろう…?

富久山は考えてないだろうけど。

樋口部長さぁいい加減にしないと色々不味いんじゃないかなぁ…?





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