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那珂宏は同意する。

「悠馬さん、ちゃんと報告したんですか?どっきりだって思われたんでしょう?」



穂積さんが首をかしげながら言うと、馬場課長と水卜さんは深~~~いため息をついた。



「分かってもらえましたか?」



「納得いかない感はあるけどねー、とりあえずだまくらかしているんじゃない疑惑は拭えないけどおめでとう。」



あっ、さっき胸ぐらを掴まれてたのはもしや…よそさまの部署のお嬢さんたぶらかしてるんじゃない!!なにをやらかしてそうなった?!的なやり取りであの状態になったんだろうな…うん、なんだか水卜さんの信用のなさが透けて見えるんですけど…

てか、馬場課長おめでとう言うには渋い顔なんですけど…?



「いろんな手口知ってるから、部下としてはこれ以上にないくらいできる子でうれしいけど…人間的に心配。

主に穂積ちゃんが。穂積ちゃん…幸せになるんだよ…

何かあったらすぐ報告してね。」



「うわー、水卜先輩信用のなさが半端ない!!でもしょうがない!!

穂積さんはおめでとうございます!!!」



「水卜の胡散臭さ半端ないけど、穂積ちゃんおめでとう…!

何かあれば力になるし水卜の監視は任せて。」



「相手がミトちゃんなのは納得いかないけど、穂積さんおめでとう!!」



次々と営業のメンバーからお祝いの言葉が届く。

穂積さんに。

水卜さん…信用のなさが半端ないですね…



「ありがとうございます。」



ちょっと照れつつはにかんで笑う穂積さんはとてもきらきらしていた。

かわいい人なんだな、と改めて思う。



「ひどくない?

さやちゃんどう思う?!うちのメンバー酷いよね!!慰めてくれてもいいんだよ!というか慰めてちょうだいな。」



「仲良しで良いですね~」



横から穂積さんに抱きついて水卜さんが言う。

しかし、穂積さんはスルー!

ついでに肘鉄を食らわせて、離れてくださいねーと笑顔で言う。すごいな。

なんか急に抱きつかれたら照れそうなイメージだったんですけど!?



「おお、水卜ちゃんが押されてる。」



なんかそして馬場課長が感心している。そんなに珍しいんですか…



「みんな勘違いしてる!

さやちゃんの天然は半端ないんだからね!!?

俺の仕事で培った技という技やら言葉をもってしても三勝五敗二引分なんだからね!?」



水卜さんの魂の叫びに、室内には沈黙が訪れたのだった。

穂積さんの天然は…ほんとうに…お強いですね……!!!









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