輝きをひとつ。
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予約しそこねてました。
ちょっとハプニングはあったけど予定していたパン屋のモーニングを食べて、大型ショッピングセンターに到着した。
「千佳ちゃんどこみたい?」
「「いやいやいやいや!!!」」
振り返り様に飛びっきりの笑顔で聞いてくるさや先輩に私とミトサンでつっこんだ。
「さや先輩、まずは第一の目標クリアしなきゃ!!大事なものまるっとぬけてますからね?!思い出してくださいよ!」
「そうだぞ、さやちゃん。」
「別に予約してるし、確実にもらえるからいいかなと…」
「よくない、ちっともよくないですよ!さや先輩っ」
恥ずかしさでそんなこと言うのかどうなのかわからないけど、さすがに一番大切な用事済ませないとだよね?!
「さやちゃん、そんなこと言うならお姫様だっこで運んでくよ?」
「え、嫌ですよ。恥ずかしい。」
「俺は平気。」
「腕もげますよ、重くて。」
「さやちゃんくらいお姫様だっこ楽勝だって。試してみようか。」
言いながらじわじわとミトサンが迫る。どうでもいいんですが手をわきわきさせるのはなんか変態臭いのでやめてあげてください。
「分かりましたよ!
行きますよっ!!!」
背を向けて歩き出すさや先輩。ミトサンやるって言ったら本気でやるもんなぁ。
「お姫様だっこで行っても良かったのになぁ。」
「やめたげてください。」
ちなみに、お店について指輪のサイズ確認後リボンラッピングしてもらった後にその場でといて、さや先輩の指に指輪をはめるミトサンであった。
『大切にするよ』ってとびっきりの笑顔付きで、だ。
店のカウンターでそんなことをやり、店員さんはキャ~ってなり、さや先輩は耳まで赤面していた。
私はニヤニヤしてしまった。
そしてそっと写メをとってミトサンにおくってあげたのだった。