酒だ酒!
お待たせしました。
体調崩してました(>_<)
綾城さんに監視…もといい見守られながら食事を取った後にお酒のオーダーを聞かれる。
「綾城さん、おかしい。ここ飲み屋なのに酒の注文後ってどうなんですか?」
「最初に酒あげちゃうと変なテンションで騒がれたら嫌だったから。
水卜君が強いのは知ってるけど、酔っ払ったことにしてふざけそうだったからよ。」
「信用ひくっ!!俺達の信用無くない?」
「胸に手を当てて考えてごらんなさいな。」
あ、ミトサンが黙った。
すごいな綾城さん。あのミトサンを黙らせるとは…
美人で最強とか最高じゃないですか!
「綾城さん、これ美味しい~もう一杯お願いします。」
はじめからお酒を提供されていたさや先輩がにこにこしながら空のコップを出す。
「さや先輩、なに飲んでるんですか?」
「なんだっけ…これはばくれん?」
「ええ。一杯目は出羽桜で、二杯目がばくれん。
ばくれんもう一杯ね?」
「じゃあ私もそれ!」
「俺もそれで~」
私に続いてミトサンも注文する。真似っこかよ!
「あれ?ミトサン車は?」
「今日は置いてきた。
結婚の話を鈴丼にするついでにここに来る話になってたからな。綾城さんとこは酒も飯もうまいから。」
「それはわかります。」
「まぁ、電車だと乗り換えがちょっと面倒だけど、さやちゃんと一緒に帰るから良いかと思って。」
「お、お泊まりだと!?私も行きたい!」
「え、嫌だよ。絶対お断りだよ。」
「くっ、心狭い!良いじゃないですか!」
「ハイハイ、二人ともお酒おあがんなさい。」
ばくれん文句なしで美味しかったです。
ちょっと日本酒を飲んで落ち着いた所でミトサンが口を開いた。
「泊めるのはしないけど、明日さやちゃんと指輪取りに行くから鈴丼も行くか?
さやちゃんがいいって言えばだけどな。」
「もう指輪できるとか怖っ?!!準備万端過ぎる。」
「お褒めにあずかり光栄です。」
「水卜君、誉められてないと思うわ。」
「じゃあモーニング美味しいパン屋さん寄ってから行きましょう。」
ミトサンの周到さに戦いていると、さや先輩がにこにこ言った。
「この前のとこ?」
「いえ、ここに行きたくて…千佳ちゃん水卜さんに回してくれる?」
「はいはーい、ってこれテレビで見たとこ!!」
「千佳ちゃんが前行きたいって言ってたところよ。」
「さや先輩…すき!!」
思わずキュンキュンしてしまうのだった。