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驚きのお話。

お掃除しつつ、昼は近くの中華屋に行ってまた掃除や書類整理をして一日が終わった。

今日はみゆきちゃんお休みだったので一緒にご飯行けなかったけどオフィスメンバーで食べに行けてそれはそれで楽しかった上、大神課長の奢りだった。

ありがてぇ!!


そんなこんなで帰り。



「千佳ちゃん…あの、綾城さんところで夕飯でもとりつつ話をしたいのだけど今から大丈夫?」



「はい!久々行きますねぇ~綾城さんの店!

すごーく楽しみです!」



ここのところ忙しくてお店もご無沙汰していた。



「…千佳ちゃん、ありがとう。」



ちょっとぎこちなく笑うさや先輩が気になったけど、お店にいってとりあえず聞こう…そう思って会社を出たのだった。




★★★★★



「あら、いらっしゃい…千佳ちゃん久しぶりね。

さやちゃん、もしかして今日?」



「ええ。カウンター良いですか?」



「もちろんよ。

今水だし紅茶入れてあげるから二人とも座って。頑張ってね?さやちゃん。」



ウィンクひとつして奥に行く綾城さん。

ん?さや先輩は単独で何回か来てたのかな?



「実はね…千佳ちゃん…」



真剣な表情で、さや先輩が口を開く。



「あっ、さや先輩ストップ!!

まず良い話か悪い話かを教えてください!心の準備したいので!」



さや先輩移動とか転勤とかだったら泣く。絶対号泣してすがり付いちゃう自信ある!!!



「あっ、え、ううーん、いや良いことではあるわ。一般的には。」



「あ、それならちょっと安心。聞きますよぉ~!なんですか?!」



曖昧に笑って、口を開いては閉じを繰り返すさや先輩。珍しいな。さや先輩のそんな姿…


それでも意を決したのであろう、さや先輩は真剣すぎて眉間にシワを寄せながら言った。



「実はね、水卜さんとお付き合い始めて…色々急なんだけど…九月に入籍することになりました。」



「……へ?」



脳みそが緊急停止する。

さや先輩と、

ミトサンがお付き合い…









にゅ、にゅ、入籍~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?????????!???!!!!?



「でえええええぇぇぇぇぇぇ?!!!」



「やっぱり釣り合いがとれないわよね、私のような地…」



私の驚きの声を別な意と勘違いされかけたので、被せるようにして言う。



「なにいってんですかぁぁぁぁ?!!

むしろミトサンにさや先輩はもったいない!!!

さや先輩っ、なんか弱味とかなんか握られたりしてんですか?!!

うううーー!!!あーーーー!!!でもちゃんとさや先輩を守ってくれてゴリ押しして休ませられるような人ミトサンぐらいしかいない!!!

ミトサンには言いたいことめっちゃありますが!

ありますがっ、さや先輩…お、おめでとう…おめでとうございます!!!

なにかさや先輩に酷いことミトサンがしたら私が天誅をくだしますからいつでも言ってくださいね!?」



「千佳ちゃん、あ、ありがとう。

水卜さんの信用の無さにちょっとビックリよ?」



「というか、千佳ちゃんってちょっと過激よねぇ。」



いつの間にか戻って来ていた綾城さんにあきれ顔で見られたのだった。





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