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フリーダムすぎじゃなかろうか。

ちょっと遅めに大神課長が出勤して、それから朝のミーティングとなった。

とはいっても休んでる人の方が多い。

本日の出勤は大神課長、さや先輩、那珂先輩、丹波、私の五名…ん?あれ?五名…?



「そういえば富久山ってどうしたの?」



休みの申請無かったはずだし、先週末出勤してた那珂先輩も丹波も聞いてないと言う。



「丹波君、何か聞いてるかね?」



「休み中とか連絡無かったですし、朝も一番乗りしたけど全く…」



今日は仲良しの樋口部長と高橋先輩もいないから、そっちにも聞けないし…



「…というか樋口部長から指示書とかもない…」



やるべきことは先週末全部済ませておいたし…仕事をくれよ!何もやってなかったら絶対ネチネチ言われるに決まってる!



「樋口部長に連絡します。」



「ああ、すまないね穂積さん。頼んだよ。」



「さや先輩ありがとうございます!」



「どういたしまして。

………………もしもし、お休みのところ申し訳ありません、穂積です。」



電話でやり取りするさや先輩の顔が段々と険しくなっていく。

一通り話を聞き終えたのか、口を開いた。



「私の一存では判断しかねます。大神課長に代わりますので自分でご説明下さい。」



そう言って大神課長に代わる。



「さや先輩、どうしました?」



「三人で一緒に旅行中みたいで…」



うんざりした顔でさや先輩が言う。は?旅行??



「え、樋口部長と高橋さんと富久山が…ですか?」



「そうみたい。

私が富久山君が出勤してこないんですが、何か聞いてますか?って言ったら一緒に旅行中だって説明されて…なんかごちゃごちゃ言ってきたけど、要は富久山君の休み申請出てないのをなんとか誤魔化してくれってけっこう上から目線で言われたわ。

お土産渡すからとか言われたけど、貰いたくないし。というか虚偽申請の手伝いするわけにいかないでしょ?」



ドン引きなんてすけど…



「富久山君の全てに責任持つとか言ったのにこのざまよ。がっかりだわ…」



本当に…




★★★★★



その後、樋口部長は大神課長にやんわり説教をいれられたのだった。もちろん、富久山の休みの件はなんとかできなかったので、後で始末書だと思う。

は!ざまぁ!!



そして指示書はなかったので、みんなでオフィスの掃除をしたのだった。自分の部屋掃除は取りかかる気がしないけど、なんで会社ではちゃんとする気になるんだろう。

不思議だなぁ……


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