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足になるってそういう。

「鈴丼、おはよう。

随分めかしこんで気合い入ってるな。頑張れよ。」



「えっ!?ミトサン?!何故ここに!!」



今日は夏の祭典一日目…

迎えを寄越すとの真城先生の指示で部屋をでてアパートの外に向かうとそこにはミトサンが居た。



「足になる約束を果たしにな。」



「ちかっち、おはよう!ほら、早く乗って!」



うしろのドアが開き、同じく気合いの入った出で立ちの真城先生が手招きをする。ちょっと混乱しながらも乗り込むと車は走り出した。



「いつものところでいいんだよな?」



「ええ、お願いね。」



「え、あの、ミトサン何故…」



「だいたい毎回送ってるんだ。まぁ、会社にはやくでなきゃならんときはお断りしてるけどな。」



あ、ミトサンスーツだ。なるほどー今日は休みとってなきゃ普通に出社だもんね。



「いつもは私だけ送ってもらってるんだけど、ちかっちならいいかなぁって思ってね。」



「まぁ、ミトサンには私の嗜好そこそこ知られてるので良いですけどビックリしました~」



途中でマッグに寄ってもらって朝食を食べながら会場へ向かい、そこそこ近い所で下ろしてもらう。

ついて少し並べばすぐ入れそうだ。



「帰りは何とかしてくださいよ、真城女史。」



「分かってるわ。じゃ、仕事頑張って。」



「へいへい。じゃ、鈴丼も気を付けてな。」



「はーい!ミトサンもお気を付けて!」



ミトサンを見送り、会場へ向かう。気分が上がってくる。



「私、この日のためにとろけない化粧の研究とリカバリーの仕方を研究してきました…!

憧れの作家様には一番いい状態の自分で会いに行きたいできるだけ…!!でも一般だと化粧どころじゃない夏…真城先生、ほんとにありがとうございます。」



「化粧ね、分かるわ。

けど、開始10分で化粧が汗で流れ落ち眉毛すら消える事態になった過酷なコミケもあるから気を付けて。」



「どんなにおしゃれしてても首タオルは必須アイテム…」



「冷えてピタと普通のタオルより濡らして首にまくタイプの保冷タオルの方が良いわよ。」



そういいながら真城先生がそのタオルの新品を渡してくれる。



「まぁ、服が少し湿っぽくなったり濡れても大丈夫!どうせすぐ乾くわ…」



「コミケ雲でないといいですね…」



「ほんとにね…」



話している内に到着する。

私達の戦場が、今…始まる!!!!!!!!!!










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