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生きるのが辛くて苦しくてどうしようもない感情に押しつぶされそうな時に読んで欲しい話

作者: 黒鐘悠

若気の至り全開の作品ですが、どうぞ!

  拝啓、今を生きる皆さん。


  貴方は今、どうしていますか?


  机にかじって勉強している合間の休憩中ですか?


  夜勤の合間の一息中ですか?


  疲れ果てた身体で明日の為に少しでも休もうとする直前ですか?


  それとも……生きるのが辛くて、苦しくて、どうしようもない感情に押しつぶされそうですか?


  私は今、まさにそんな状況です。


  自分のあまりの愚かさに吐きそうです。


  自分は馬鹿なのに、努力をしようとできない・・・・

 

  いや、しないの間違いかも知れません。


  でもできないのです。


  あまりに弱い心が今の苦難から逃げ出して、娯楽に走ってしまう。


  その結果、最後にはどうしようもない状況に自分を追い詰めてしまう。


  アニメや漫画が大好きで、勉強は嫌いで、努力は出来ず、運動もしない。


  お腹周りには脂肪がたまり、足は遅くて頭も悪く、そのクセ性格はひねくれ、協調性もコミュニケーション能力もない。


  まさしく良いところが皆無のダメ人間の典型。


  運動能力、学力は人並み以下で情報などのスキルもない。


  親はそれなりに頭がよく、自分が解けない問題を簡単だと言い放ち、何故この程度も解けないのかと罵倒を言い募る。


  最後はお決まりのように「お前なんて産むんじゃなかった」、「なんでお前のようなクズが私達から生まれたんだ」、「お前はなんの価値もないクズだ」と私のことを否定する。


  ああ、そうとも。


  私は確かに出来損ないでなんの価値もないクズだ。


  だがそれでも、身体は怒りに震える。


  例え頭では理解していても、心が否定したがる。


  「私には私なりの価値がある!」と啖呵をきりそうになる。


  でもしない、できない。


  だって知っているからだ。


  言われるまでもなく、誰よりも、自分になんの価値ないことくらい。


  だから私に出来ることと言えば、精々「そんな価値無しのクズを産んだのは他でもないあんた達だ」、と負け惜しみを言うことくらいだった。


  小学校の頃、アンケートで「あなたの長所はなんですか?」と問われたら「何もない」と答えていた。


  でもそれは当時からそれを自覚していたのではなく、謙遜出来る自分はかっこいいと心のどこかで思っていた若気の至りだった。


  中学校の頃、アンケートで同じことを問われたら「明るく、前向きなこと」と答えた。


  小学生の頃を反省し、なんとなく自分に当てはまっていそうなことを書いたのだ。


  でもその長所すらも、言い換えればただ目の前の事実から目を背けて現実逃避しているだけになってしまう。


  そして高校生になって、今の自分をハッキリ理解し始めた。


  唯一の長所らしい長所は微妙な文才と想像(妄想)力のみ。


  いや、それは文才も言っていいのかすら危うい。


  文書を書くのは得意だしそれなりに早かったが、読書感想文や学校文集などで賞を取ったことは一度もない。


  恥ずかしながら想像力があると言っても小説投稿なろうサイトでファンタジー小説を書いてはいるが、執筆速度は遅いし、人気とも言い難い。


  そんな拙作を読んで頂いている方々には感謝が尽きないが。


  ともかく、私が誇れるモノは全てが微妙で中途半端だ。


  アニメやライトノベル、漫画が大好きではあるが、その作品については誰にも負けない知識を持つわけでもない。


  ゲームも下手くそ。


  これで勉強や運動ができないのだから、もう最悪だ。


  その容姿と性格と行動が相まって学校では(悪い方面で)有名人。


  毎日毎日、名前も知らない誰かにイジられている。


  最早どうしようもないくらい、私はクズ人間なんだって自覚してしまうくらいだ。





  ああでも、これだけ散々自虐してきた私だが、これだけは誇れるものがある。


  冗談でも決して「死にたい」と口にしないし、思うこともしないようにしている事だ。


  これを意識し始めたのは中学生の頃だった。


  私がこれまで生きていく中で、多くの災害があった。


  東日本大震災(3.11)や熊本地震、北海道地震など様々。


  その時に津波で、土砂で、落下物で、多くの人々がお亡くなりになった。


  彼らの分まで生きよう、だなんてかっこいいことは言えない。


  けどせめて、生きたくても生きれなかった人達がいることを忘れず、どんなに苦しくても自ら命を絶つことだけはやめよう、と決めた。


  これが私が唯一、誰にでも胸を張って言えることだ。


  くだらないことかもしれない。


  小さいことかもしれない。


  でもたった一つでも、誇れるものがあれば気持ち的には楽なものだ。


  それが社会的になんの役に立つかは別として、だが。




  冒頭でも言った通り、私は努力ができない。


  いや、自慢出来ることでもないのだが。


  私は、努力出来ることも一種の才能だと思っている。


  努力する姿勢と言うのは、誰から見ても好ましいものだ。


  例えその努力が結果に繋がらなかったとしても、努力したということだけでも自分で誇れる。


  私にはそれすらない。


  もしこのくだらない愚痴を読んでくれている人がいて、毎日勉強を二時間三時間しっかりとしている、あるいは筋トレを毎日100回ずつでもやっている方がいるのなら。


  貴方はそれを誇っていい。


  例え周りから見たら大したことの無い努力だったとしても、私から見たらそれは物凄いことだ。


  人類史上最高のクズ人間が言うのだから間違いない。


  ……そんな人間に言われても嬉しくはないだろうが。


 



  話は少し変わりますが、読者の皆さんには将来の夢、あるいはいつか叶えてみたい目標があるだろうか?


  なぁに、画面越しで顔も分からず、というかそもそも声すら届かない筆者の幻影との会話だ、恥ずかしがらずに言ってみたまえ。


  ……

  ……

  ……


  なるほど。


  今この文章書いてるのは筆者である私なので貴方方がなんて答えたのかは分からない。


  でも、『ある』と言った人、君の夢や目標がなんにせよ、夢や目標を持てるのはいい事だ。


  なんだったらそれを原動力にさらなる努力だって出来る。


  私はそれを尊敬するし、応援する。



  そして『ない』と言った人。


  月並みではあるが、これから見つけて見るといい。


  さっき書いた通り、夢や目標があるだけで、急に努力が出来るようになる人だっているからね。


  このままでは月並みすぎて申し訳ないな……。


  そうだな、では試しに私がオススメするアニメを見てはどうだろうか?


  上記の通り、私はオタクではないがそれなりの数のアニメ作品を見てきた。


  この作品を見てもらえれば、貴方の生涯に少しの影響くらいはあるかもしれない。


  既に見た人も多いだろうが、知る人ぞ知る名作、『Angel beats』なんてどうだろうか。


  簡単にあらすじを説明しよう。


  『舞台は死後の世界。

  目が覚めたらそこにいた主人公は記憶を失っており、直後に出会った少女にここは死後の世界だと告げられ混乱する。

  状況を理解しきれないまま、天使と呼ばれる少女に主人公は接触するが、主人公は天使に心臓貫かれて死んで(?)しまう!

  はたまた数時間に目を覚ました主人公は、いよいよ自分がいる場所が死後の世界であることを認めざる得なくなり、そのことを教えてくれた少女にもう一度会いに行った。

  彼女達は成仏(?)することを拒む為に天使に抗い続けているという。

  主人公はなし崩し的に彼女達の組織に入ることになるのだか────!!??』


  といった感じだ。


  全十三話構成でその大半がギャグで占められているが、時折見せるシリアスな展開と、世界の秘密や仲間達の生前の事など、『死後の世界』という独特な世界観から紡がれる物語は、この作品を見た多くの人間をアニメ好きに引き込んだ屈指の名作で、かく言う私も引き込まれた一人だ。


  そしてこの作品を全て見終わった頃、私の心には少なからず、変化があった。


  その変化とは私の夢に関係するのだが……

 聞きたい?

 

  聞きたいんだね。


  コホンッ、私の夢は恥ずかしながら小説家、それもラノベ作家になることだった。


  だったとはいえ、それを諦めたわけではない。


  もう一つあるのだ。


  それこそが、さっき紹介したアニメを見て私の心に起こった変化。


  私は将来、『誰かの役に立ちたい』とおもっているのだ。


  その要因のほとんどが、さっき紹介したアニメにある。


  なんでそんなことを思ったのかは私の口からは言わない。


  こればっかりは、貴方自身の目で見て欲しいのです。


 







  さて、これまでが無駄に長くなりましたが、結局何が言いたいかと言うと、私にも分かりません。


  これは私が冒頭で書いた通り、生きるのが辛くて、苦しくて、どうしようもない感情に押しつぶされそうになって、ムシャクシャした結果、ヤケクソで書き始めた、言わば愚痴です。


  この作品をここまで読んで頂いた皆さんには申し訳ないないですが、この一連の話になんの意味もありません。


  評論家のように何かの役に立つような知識が入る訳でもないし、心理系の本のように心が落ち着くこともありません。



  でも、それでも、もしこの作品を読んで、私の言ったことに共感を覚えていただけたら幸いです。


  もし、生きるのが辛くて苦しいときにこの作品を読んだのなら、少しは気が紛れてくれると嬉しいです。


  自分に自信を無くしている方は、私の現状を読んで、鼻で笑ってください。


  そして私がそうしているように、何か一つでも誇れるモノを作ってみてください。


  小さくてもいい、くだらなくてもいい。


  それはきっと、貴方の負担を少しでも楽にしてくれるはずです。


 


  少し駆け足ではありますが、究極の短編愚痴小説(?)、これにて終了としたいと思います。


  この作品には読者の方を励ますような言葉がいくつかありますが、本旨はそれではありません。


  どこまでも私の愚痴です。


  そして私の独自思想、偏見です。


  でもこの話はノンフィクションです。


  並べたことに嘘はただ一つとしてありません。


  それだけは自信を持って言いきれます。


  最後に。


  このくだらない愚痴に付き合って頂いた読者の皆さん!


  この作品を読む貴方が、どんな人で、どんなに気持ちなのか、私には分かりません。


  でもこんな作品が少しでも貴方に良い影響を与えられたら幸いです。


  では、作品読んでくれた全ての読者さんの生きる道に、多くの希望と幸運がありますように!!!



  ありがとうございました!!!

 


今回オススメしたアニメ、本当に面白いんで見てくれると嬉しいです。

あとポイント評価とかも嬉しいですよ(ニコッ)

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― 新着の感想 ―
[良い点] Angel Beats!いいですよね。
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