今更外伝シリーズ2:強襲揚陸地点一帯の簡易自然環境報告書
強襲揚陸地点付近一帯の自然環境についての簡易報告書
編集者:ミスターグリーン・ラブ博士
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目次
・付近環境
・付近に生息する生物に関して
・地層に関して
・今後の生息生物への対応
______付近環境
・付近一帯は鬱蒼とした森林で、主にブナ科が分布する。
・付近気温はおおよそ一定。
______付近に生息する生物に関して
・動物類全般
非常に多くの種類が発見されており、生態系ピラミッドも我々の知るものよりも、巨大、かつ複雑化している可能性がある。現状人間に対する敵対心は肉食性動物以外は不明。
・陸上生物類 ↩︎
現状最も多くの種類が確認されている。古代生物を彷彿とさせるものや単に巨大化しただけのような生物も存在。不確定情報ではあるが『ヴェロキラプトル』のような恐竜姿の『何か』を見たと言う情報もある。
・海洋生物類 ↩︎
こちらは特に種それぞれの特徴の変化が顕著。遥か昔に存在したとされる『ウミサソリ』や『アンモナイト』、『ショニサウルス』、『プレシオサウルス』等に非常に姿が酷似した、謎の多い種が多数生息する。
・鳥類 ↩︎
種それぞれに一定の縄張りのようなものがあるのか、それぞれの地域で見られる鳥類は異なる。最も、そのほとんどは翼竜類に類似したものがほとんどで、この地域では鳥類全体の半分以上を占めると思われる。比較的我々の知る鳥類はどこでも見ることができ、また『リョコウバト』などと言った種に類似したものも多数確認されている。
・細菌・ウイルス類 ↩︎
一番の問題である細菌・ウイルス類に関しては未だ不明な点が多く、現状それら細菌・ウイルス類に感染したと言う事例は『まだ』確認されていない。これらに対する研究・場合によってはワクチン・血清・治療法等の開発・模索も検討すべきだろう。これら検体は次の物資補給船到着次第、この報告書を添えて本国に送還予定。
______地層に関して
ボーリング調査もとい地層調査を行なった結果をここに記入する。
・地表から20mより上の地層は地球でも見られるような地層だが、下から突如としてイリジウムを多量に含んだ地層に切り替わる。
・地層の詳しい調査結果は後々報告するが、現状判明しているのは『イリジウム多産出地層より下からは、生物と呼べるものが一切出土していないこと、イリジウムを除けばほぼ同一の物質だけで構成されている』ことだけである。
______今後の生息生物への対応について
付近に生息する生物の生態は要観察、およびDNA検査を推奨。また付近生物との接触は、隊員が未知の感染症へと感染することを防ぐため禁ずることとする。
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な、なにかやってほしい外伝があったら言ってくれて……いいんだからねッ!////
……うん。気持ち悪い。