黒の軽自動車にはご用心!?
私は以前、数年間営業の仕事をしていた事がある。
そういった仕事柄、様々な人々の話を聞いてきた。本当に人の人生というものは、十人十色であると痛感させられる。
その中で、私が今でも印象に残っているお話をご紹介しよう。
その方は定年を過ぎたおじい様で、余生をのんびりと過ごされていた。けれど、現役時代は警察の機動隊で活躍していたという事だった。彼は、見た目な穏やかそうなおじい様で、そんな体を張ったお仕事をされていたとは言われなければ想像もつかなかった。
彼から、いくつか警察の裏事情のようなものを伺った。当然、ここではご紹介できないようなお話もあるので、これならセーフだろうという話をお伝えしよう。
これは、読者様にも是非、注意喚起しておきたいと思う内容だ。
今、日本にはありとあらゆる車が走っている。
その中で、価格や税金が安く、小回りが利き、燃費が良いという理由などから、近年軽自動車人気は高まっている。
ただ、「軽」という種別柄、大型の車乗りからは軽視される傾向にあるだろう。
私も車を運転していて、時々ひどい煽りをする車を見掛ける事がある。
「せまい日本 そんなに急いで どこへ行く」
昔流行ったという標語が、ついつい頭を過ぎるものだ。
もちろん、それは普通車だけでなく、軽自動車乗りとて同様で、無理な煽りをしている者もよく見掛ける。
ただ、そこで気を付けて頂きたいのが、表題にもある「黒の軽自動車にはご用心!?」なのだ。
そのおじい様のお話では、近年の経済不況(最近は若干上向き傾向にあるようですが……)はヤクザ、つまり裏の稼業の方々にも及んでいるそうなのだ。
そのような理由から、軽自動車に乗っている裏の方々もいるらしいのだ。
彼らは、「黒」を好んで乗っているそうだ。
つまり、こんな事が考えられる。
夜の国道を気持ちよくハイスピードで走っている若者。けれど、目の前には一台のノロノロとした黒い軽自動車が道を塞いでいる。調子に乗って、それを煽る若者。すると突如、前の車が急ブレーキをかけた。自分も慌ててブレーキを踏む。直後、黒い軽自動車から男が出てきた。その人物が、実は……。
なんて事が、実際に起こりうるそうなのだ。
その車がフルスモークだったりしたら、余計に危ないかもしれない。
また、元警察官のおっしゃる事なので、信憑性は高いと思われます。
つまり、「煽り」なんて馬鹿な真似はよしましょうよ、という事です。
「黒い軽自動車」でなくとも、この世の中危ない人たちはいっぱいいます。そんな人たちと関わってしまったがために、人生を狂わされてしまった方たちがどれほどいるのか……。
煽りなんて浅はかな真似をして、「行方不明者リスト」になんか載りたくないでしょう?