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ゼノギアスは未来永劫の名作だと豪語する(ネタバレ有)

「ゼノギアス」について大いにネタバレしております。未プレイの方は閲覧をお控え下さいませ。

それでも良いという方は、どうぞお先へお進みくださいませ。


 今回は、私の好きなゲームの堂々第1位のゲーム「ゼノギアス」についてお話ししましょう!!


 「なぜ第2位をすっ飛ばして第1位なんだ!?」と思った方もいらっしゃるでしょう。実はですね、私も意外だったのですが、なろう内で仲良くして頂いていている方やツイッターのフォロワーさんでも「ゼノギアス好きです」と言って下さった方が多く、2位よりまずはこっちだろう!と思い、ゼノギアスを語らせて頂きます。


 と言いましても、このゲームをプレイしたのはかれこれ10年以上前に遡ります。記憶が曖昧な部分が多く、ゼノギアス好きさんに私の代わりにエッセイを書いて頂いた方が余程面白いものになると思うのですよ^_^;


 では、なぜ記憶が曖昧なゲームが1位なのか……?

 それは、何よりエンディングの素晴らしさ!そして、エンディングに行くまでのストーリーの奥深さ!!この二つに尽きるでしょう。


 このゲームの出会いは、確か中学生の頃だったと思います。ハードは初代PSでした。


 実は、私は小学校中学年くらいの頃まではRPGの勝手というものを知らず敬遠していたのですが、FF5をプレイしてからというものの、すっかりRPGの魅力に取りつかれてしまい様々なRPGをプレイしてきました。

 ですが、私はRPGというものはストーリーにこそ魅力を感じる人でして、自分の思い描くストーリーではなかったり、プレイしにくいシステムであった場合、早々にそのゲームを切り捨ててしまうという面倒くさい人間でもあります(-_-;)そのため、無駄金を使ったゲームは数知れず……。

 しっかりゲームのレビューを熟読した上で「これは自分に合うだろう」と思ったものでも、なかなか肌に合うゲームというものには出会えないのです。


 そんな私が熱中してしまったゲームこそ、このゼノギアスなのです!!


 なぜこのゲームを買ったのかは記憶にないのですが、おそらくスクウェアのRPGという事で自分に合うという安心感があったのだと思います。そして、その予想はぴたりと当たった訳です!


 ゼノギアスは、その名の通り「ギア」に乗って戦う事が多いのです。つまりロボットです。

 ですが、私はロボット系のゲームが苦手なのです。基本的にロボット系のゲームは戦闘をしてレベルを上げるというよりも、パーツを強化するシステムの方が多いと思います。それが私の苦手要素なんですよね。(ほとんどやったことが無いので自分の推測でしかないです。誤った解釈であったならごめんなさい)

 そんな私でもはまってしまったのです。このゼノギアスというゲームに。



 主人公のフェイとヒロインのエリィとの関係は一つのキーポイントでしたね。単に恋愛関係だけではなく、何度生まれ変わっても同じ運命を辿って行く二人……。 なろうの小説で言う「転生」ですよ。けど、彼らは生まれ変わったところで前世の記憶は持ち合わせていないため、結局は同じ道を進んでしまっていたわけですね。その運命を絶つ為、エリィを助け出す為、フェイは最後の戦闘に挑んだんですよね。あー、思い出すと当時の感動が……(w_-;ウゥ・・


 そして、何よりも私が一番ショックだったのがシタン先生の裏切りですよ。まぁ、それも致し方ない部分はあったのですが、それでもねぇ……。


 実は私は初回プレイでは全クリできませんでした。何故かというと、「金」がなかったからです。どんな世界でもマネーは大事です。Time is Money=時は金なり。

 ギアを強化するのには、当然お金が掛かります。戦闘をして地道に稼ぐか、アイテムを売却するなどしてどうにか確保しなければなりません。つまり、できるだけ固定メンバーを決めておいて、そのメンバー中心に強化していかなければ、あっという間にお金が底をついてしまうのです。


 しかし、全クリ出来なかったと言っても、ラスボスまでは行ったのです!

 ラスボスがどうしても倒せませんでした。何度やってもだめでした。かといって、再びお金を稼いでパーツを強化する気にもならず、私はその後、このゼノギアスを数年間放置してしまったのです。



 時は流れて数年後……、大学生の頃でした。

 私は、それでもゼノギアスのエンディングはとーーっても気になっていました。

 「でもクリアできない」、「でもエンディングは知りたい」――そんな心残りがずっとありまして、私は思い切ってどこかの掲示板で「どうしてもクリアできないのでエンディングを教えてください!!」とお願いした事があるのです。


 そしてお答えして頂いた返信が、「ネタバレするよりも必ずクリアして見てほしい。自分の目で確かめてほしい」というものでした。懇々とゼノギアスのエンディングの素晴らしさをネタバレしない程度に書き記されており、私は再プレイを決意したのです!!


 すると、一度目のプレイでは理解できなかった事が、なぜか二度目のプレイではすんなりと理解できていたんです!!それは、当然「二度目だから」という理由もあるのですが、何より自分の思考力が高まっていたからだったんです。


 ゼノギアスをプレイ済みの方はご存知だと思いますが、このゲームは宗教や哲学、心理学など、様々な要素が組み込まれており、それら全てが伏線となり最後に余すことなく回収されるのです。

 それが私が大学生になっていたという事もあり、それらを深く考察して読み解いたり、キャラたちの背景にある奥深い心理などが見えるようになったんですね。

 結果的に、心身共に成長してから再プレイして良かったなと思っています。一度だけのプレイでは、この「ゼノギアス」というゲームの素晴らしさを知る事はできなかったでしょう。二度目のプレイでさえ難解な部分も多かったですから。 


 二度目のプレイでは、しっかりと戦闘メンバーの事も考慮して、攻略サイトも熟読して挑んでいました。その結果、私はフェイ、シタン、バルトorビリーを最強メンバーとして選出!ラスダンへ挑んだのです!!



 そして……そして!そして!!!


 数年越しの想いを叶え、見事ラスボス、デウスを撃破!!!

 その時の感情は何とも言えないものでした。



 「自分の目で見てほしい」と言われたエンディングは本当に感動ものでした。

 「もうフェイとエリィは戻らないのではないか……」――そんな不安を抱く仲間の下へ現れるゼノギアス。そして、そこに搭乗しているフェイとエリィ……。仲間の下へ無事帰還する直前にスタッフロールへ……。


 あああああああぁぁぁぁぁ!!!!

 もう感動モノでした!!諦めないで再プレイして良かった。

 助言して頂いた方には感謝感謝です!!こんな素晴らしいエンディングを迎えられて。



 本当に、このゲームの監督、脚本を務められた高橋哲哉さんには敬意を払いたいと思います。

 蛇足ですが、このエッセイを書くに当たり、高橋さんについても調べてみたんです。すると、高橋さんて始めは日本ファルコムで働いていたんですね。「軌跡シリーズ」好きの私としては思わず「わお!!」と思ってしまった事実なのでした。



 最後に――


 ゲームの好き嫌いは誰しもあると思いますが私は断言します!

 ゼノギアスは未来永劫の名作です!!






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