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泡沫のトラオム  作者: 雪平 淡火
第一部「祓魔の犠牲」
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第一章「フェアエンデルング」

前回執筆中だった物を大幅に改訂したものです。

進みは非常に遅くなるでしょうが、ゆっくりお楽しみ頂けたら幸いです。

 2018年、太平洋沿岸にて石油採掘中の工作船が新たな粒子を発見。我が国は、これに魔子と名を付け技術革新に用いることに成功した。これより、全国家に対し宣戦布告を行うと共に、地下資源の採掘権の全てを要求する。


 日本がその宣言を出した後、世界対戦が勃発。

 日本の目的は地下に眠る魔子結晶オルトロイトであった。

 ありとあらゆる戦力をものともせず、瞬く間に支配域を拡大する要因はひとつ。

 魔術。日本が発見した魔子は、光子と組み合わせ特定の電磁パルスを送ると超常的現象を引き起こすことが判明したのだ。

 こうして2042年より続く戦争も早くに終結するかに思われた。

 しかしいくつかの国が送り込んだ諜報員が技術を盗み、それは世界中で魔術が用いられる戦争となることを意味した。

 こうして戦力は拮抗し、20年の長くに及ぶ大戦となった。

 この戦争に終止符を打ったのは一人の少年だった。

 彼の右手は雷を放ち、その指は海を割った。あらゆる魔術を無効化し、蹂躙するその姿は、神のようであった。

 神法。彼がそう呼ぶ魔術は世界を相手に勝利し、遂には全てのオルトロイトと幾人の技術者をこの世界から消し去った。


 終戦から100余年。西暦2168年。希少な魔子と光子を用いた魔術は、公的な技術の一つとして学問に組み込まれ、専門学校が設けられるようになった。

 そして日本の魔術学校のひとつ、祓魔学院で物語は始まる。

 これは、一人の青年が立ち向かう、運命と悪意に満ちた物語である。




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