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東方盗魔集  作者: おろし生姜
落陽
15/23

14夜 禁じし過去を始めよう

おろし生姜です。

gdgdまっしぐらです。

それでも良い方はゆっくり見ていってね!!!

「返して、弟を、・・・・を返してよ!!」

泣き叫び、僕を見つめる誰か。

「この、鬼め!・・・・君から出ていけ!」

出ていけ、消えろ、返せ、失せろ。

次々と浴びせられる暴言。

それが嫌で僕は耳を塞いだ。聞きたくない。嫌だ。どうして。なぜ。

「弟から出ていってよ!この、バケモノッ!!!」

その言葉を拒否しようとした。耳を塞いだ。首を横に振った。

でも、聞き入れてしまった。受け入れてしまった。

僕の人の心を簡単に壊す、言葉を。

目の前が紅く染まる。僕の思考は黒く塗り潰される。

思うがままに。僕は。



僕はいつの間にか座っていたようだ。

「・・・あぁ。分かったよ。僕のこと。だからレミリア様はあの村の話を読ませたのでしょう。」

「貴方が気づくか試したのよ。いずれ封を解く予定だったから、気づいても気づかなくても良かったけど。

・・・今は何をしたいのかしら?」

「怖いんだ。嫌なんだ。人が。だから、消す。人を。」

嫌だから消す。至極単純な答え。僕にはそれしか考えられなかった。

「・・・。」

レミリア様は何も言わなかった。

僕は椅子から立ち上がり、その場を去る。

「ありがとうございました。レミリア様。」

一言告げ、美鈴さんに見つからないように紅魔館から去った。


さて、どんなふうにしようかな?時間はたっぷりある。

考えるだけで楽しい。僕はおかしくなったのだろうか。まあ、楽しいからいいや。



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