ゴールドボアの討伐
私はE級建築士に昇進してから、二ヶ月後にD級建築士に昇進した。
建築の仕事を終えた夕方に、冒険者ギルドに赴いた私。
エリスの稽古はあるが、一日くらいやらなくても良い。
冒険者ギルド内は数人の冒険者が居た。
受付カウンターに歩み寄って、困ってることはないか訊ねた。
「今日、何か困ったことが起きませんでしたか?」
「あぁ、シェイラさん……困ったことですか——」
「おぉ、シェイラさんじゃないか。今日はなんだい?」
ギルド長のマグオントが姿を現した。
「マグオントさん……今日、困ったことはないですか?」
「困ったこと……今日は早急に終わらせる依頼はない——」
「大変だーッッ!?ハァハァ、もっ森にゴールドボアの群れがっ!ハァハァ……たぁ助けてくれェ……」
魔物の血を浴びて、重症そうな血を流した冒険者が入ってきて扉のそばで倒れた。
「だそうだ。シェイラさん、頼むぞ!」
マグオントが肩に手を置いて、ウインクしながら頼んできた。
倒れた冒険者から詳細を聞けなかったので、そのまま森へと急いだ私だった。
冒険者ギルドを後にして、森へと赴いた。
倒れた青年はパーティを組んでいると聞いた。
森を掻き分け、急いだ。
「ウゴゴォォォォーーー!!」
確かにゴールドボアの鳴き声だ。
ゴールドボアの鳴き声が聞こえる方向へ走った。
「中級ウォーター弾ーッッ!!」
ゴールドボアが見え、空中に顕現させた水をゴールドボア目掛けて放った。
「「「「ビギャャャーーー」」」」
断末魔をあげ、10頭のゴールドボアがウォーター弾に貫かれ、地面に伏した。
今にもゴールドボアに踏まれそうだった女性が安堵した息を吐いた。
「はぁー。うわーっ!まだいたんだった」
「低級アイス床ーッ!」
攻撃されていないゴールドボアが安堵した女性に襲い掛かったので地面を凍らせ、脚を滑らす。
滑っていったゴールドボアが樹にぶつかり、呻き声をあげる。立ち上がる前に魔核を特定して、短剣で突き刺した。
残っていたのは4頭のゴールドボアで、憂さ晴らしには適当だ。
「ありがとうございます。ローグが無事に帰れたんですね」
「無事ではなかったよ。貴女も倒れている仲間を連れて先に帰っててくれ」
「そうですか。わかりました。お礼は後日しますから」
女性は大楯の下敷きになった青年を立たせ、杖を握り倒れていた少女に肩を貸し、森を離れていった。
私一人になって、短剣を鞘に戻し、握って拳をぶち当てるぞと威嚇した。
地面を凍らせず、ゴールドボアと対峙した。
一限も掛からずに、ゴールドボアを倒した。
ゴールドボアから魔核を取り出し、鞄にしまって、冒険者ギルドに赴いた。
ゴールドボアに襲われていた冒険者パーティが戻っていたが解体を頼み、宿屋に帰った私だった。




