トールサダーグに戻って仕事を再開
ディルカンに戻った翌日にはトールサダーグに帰ってきて、お仕事を再開した私だった。
無事E級に昇格したことをアーレンに報告すると彼に肩を叩かれ、祝われた。
「シェイラ、良かったじゃねぇか!おめでとう!!今日は終わったら祝杯をあげようか!?」
「ありがとうございます!アーレンさんのお陰でうかりました、ほんとありがとうございます」
「シェイラが沢山努力したから受かったんだよ!そうかそうか……酒が美味くなるなぁ今日は!」
仕事がスケジュールより上手く進み、早まった。
今日は早く上がれるようになり、アーレン達に連れられ、酒場に行き、祝杯をあげてもらって奢ってもらえた。
「シェイラの昇格を祝って——乾ぱぁ〜いっっっ!!!」
「「「「「乾ぱぁ〜いっっっ!!!!!」」」」」
木製の樽の形状をしたジョッキをぶつけ合い、各々で酒を呷る建築士達。
10刻も経たずに頬を紅潮させ、頭をふらふらさせる建築士が数人現れた。
「もう酔ってんのかよ、情けねぇなぁ!!」
「うっせぇ、お前も酔っ払ってんだろぅ。あぁっっ!?」
アーレンが煽ると煽った酔っ払い建築士達が煽り返す。
私は皿に盛られた串に刺さった肉の一切れをちびちび食べていた。
胸ぐらの掴み合いが始まり、喧嘩へと発展していく。
スープを注文して、スープを啜り、串に刺さった肉の一切れをちびちび食べていく。
私は6杯のお酒で終わらし、アーレンに感謝と勘定を頼んで酒場を後にした。
背後で遠のく酒場は賑やかだった。
宿屋に戻るとアルコールで眠くなって10刻経たずに寝てしまった。
「ねぇ、師匠!!師匠起きてってばぁ!?師匠ー!!」
誰かに身体を揺すられたが起きるのもままならなく、無視をした。
エリスは懸命に起こそうとするがシェイラは起きなかった。
エリスは諦め、その日は帰った。
夜が明け、太陽が昇りだし、朝を迎えた。
小鳥が囀り、私は唸ってもぞもぞと動いた。
「にゃ……しぃ……シショー、しぃ死ヌゥゥゥ!?うぅっうわぁああぁぁああーーーッッッッ!?!?ってぇ……ゆぅ夢かぁ。はぁあ〜!」
私は飛び起き、上体を起こしたまま伸びをして、欠伸を漏らす。
扉がノックされ、のんびりとした返事を返した。
「はぁ〜い、起きてますよぅ〜!!」
「師匠ぅーー!!!2日も稽古をつけてくれず、何をしてたんですかぁぁっっ!!」
エリスが飛び込んできて、飛びついてきた。
「うぶぅぁあっっ!!2日しか休めてないんだよ、もう少し休ませてくれエリス」
「2日もだよぅ、早く早く稽古してよっっ!!」
「私には仕事があってだな——」
「早く早くぅーーっっ!!」
私はエリスに片腕の手首を掴まれ、部屋から出された。




