表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/33

カールスクルーナのある冒険者パーティ

 シェイラがサフラン村でゴブリンを討伐している頃、ヘルゲドムの西にあるカールスクルーナでクッブというゲーム大会が開催されており、カールスクルーナ中でクッブに熱狂していた。

 クッブとは5トルスかける8トルスのコートで行われる陣取りゲームだ。

 4隅にコーナーピンナという角材を立て、ベースラインにベースクッブという角材を5個等間隔に立て、丸棒(カストピンナ)を下手投げで相手のベースクッブを倒し、中央にあるキングの角材を倒すというゲームが都市で行われているのだ。

 スタールドレンは大会の中継を広場の食事処のテラス席で、背中を反らせながらワインを飲んでいた。

 ルッスクマルタは青年達が喧嘩している周りで煽っている。

 ルッスクマルタが煽っている青年達の喧嘩は剣と剣を交わせた闘いである。

 ビンダーといえば冒険者ギルドで依頼の吟味中だ。

 スタールドレンだけがクッブの大会に熱中している。

「あの野郎、若ぇ連中の喧嘩(たたかい)に何を野次してやがる!」

「トルケーナは俺に惚れてんだ!てめぇなんかにやるか!」

「ラセスのもんにいつなったぁ!!この野郎、生意気なんだよ!!」

 トルケーナという女を狙って、喧嘩中の青年達の周りを回って煽るルッスクマルタに呆れ、クッブの大会の中継に眼を移した俺だった。

「ドミネラは二日酔いか?まったく俺以外まともな奴ぁいねぇな!」

 何処もかしこも宴を開催して、酔っぱらいが多い。

 騒々しい街中に嫌気がさし、屋敷に戻ることにした俺だった。

 港ではひと騒動が起きていた。


 ビンダーは冒険者ギルド内の受付嬢に絡んでいた。

「ニルビアさん、なんであんな熱狂出来るんすかねクッブなんかに?」

「それはなんとも……面白いかは人それぞれですから。この時期はクッブに熱狂しているので、依頼はそれほど無くて……迷宮に潜ってみては如何ですか?」

 ニルビアはビンダーに迷宮に潜ることを提案してみた。

「迷宮か〜俺らのパーティだとそれはなぁ」

 ビンダーは乗り気ではない。

「明後日にでもデートなんかどうかな、ニルビアさん?美味しいケーキでもどうかな?」

「私は事務作業が詰まっているので無理です。ドミネラさんを誘ってみては如何です?」

「俺、彼女はそういう目で見れない。好みじゃないんだ。いつなら空いてる?」

「貴方のこと、好みじゃないんです。業務に支障をきたすのでそろそろ離れてください」

「うっわー!辛ぁーショックだよー!帰ろー」

 ビンダーは冒険者ギルドの受付カウンターから離れ、後にした。


 ドミネラは屋敷のソファーで横たわって額を片手で押さえていた。

カールスクルーナはスウェーデンの土地です。

クッブはスウェーデンのゲームです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ