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【完結】SFゲームの世界に転移したけど物資も燃料もありません!艦隊司令の異世界宇宙開拓紀  作者: 黴男
シーズン2-クロトザク終戦

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050-総評

『大戦果ですね、司令官』

「ああ」


俺は頷く。

全部実験段階だったが、急拵えにしてはかなり上手くいった方だな。

あの場に現れた戦艦は、スレイプニルだ。

遮蔽装置で速度を落として、ドローン艦隊のど真ん中まで進んだ後に奇襲をかけたのだ。

装備していたのはEMバースト...ElectroMagnetic Burstと呼ばれるもので、以前にNoa-Tunを襲った太陽風に破壊力を持たせたより強力なものだ。

荷電粒子砲の全方位放射とも呼べるような一撃で、敵艦隊を一挙に葬り去ることができる。

そして、集合したドローンを叩き落としたのはTCT...誘電流タレットである。

本来であればCOSMOSと呼ばれる特殊な艦種系列しか装備できないが、この世界ならその制限も無いだろうと思って無理やりくっ付けたのだ。


『ただ、TCTの装備にはまだ課題がありそうです。一撃の出力が大きすぎて、スレイプニルに標準搭載されているコンバータが融解しかかっています』

「まあ、COSMOS艦にオプティマイズされたままだからな」


とにかく時間がなかったので、そのまま取り付けたのがまずかったらしい。

スレイプニルが帰還すると同時に、サルベージ用の巡洋艦スペースクリーナーと高速輸送艦ノックスの混成艦隊が出撃していく。

サルベージ品から更なる解析を進めるためだ。


『また、敵の残存ドローンの航跡を特定しました。敵の本拠地を指している可能性があるため、アルファスカウターとプロトスカウターの偵察艦隊を組み、当地点の調査を行なっています』

「分かった」


流石、優秀だな。

ドローンを少しだけ残したのは、緊急離脱時に出る航跡を読み取る算段だったのか。


「こちらの被害は?」

『要塞が少し被弾しました。物資倉庫に砲撃され、完成済みの部品が殆ど使用不能にされてしまいました』

「まあ、軽微な被害だな」


部品を盗むでもなく、ただ破壊していくだけなら、大して困らない。

作り直せばいいし、ザヴォートならそれが出来る。


「敵は次にどこに出てくると思う?」

『恐らくは...』


俺はオーロラに次の戦場を尋ねる。

これまでの傾向から、一度現れた場所にはもう現れないはずだ。


『現在我々はこの星系の外縁部から数えて二番目の惑星に開拓拠点を設けています。氷塊惑星のため、燃料資源の埋蔵が豊富とみているからです』

「そこに来る可能性があると?」

『はい、恐らくは...燃料に引火すると危険ですから、防衛設備を配備しなければいけませんね』


へえ、面白くなってきたじゃないか。

ようやく日の目を見るか?

SSCではるか昔に廃れた...というか使われなくなった、BDS...BaseDefenceSystem達が...!

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