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ノイジーライフ  作者: 天宮うらん
9/9

お願いがあるんだが

テストが終わりましたので執筆再開しまーす

更新は遅いと思います(^ω^;)

……白竜は完全に怯えきっている。ファムは未だにスキをうかがっている……。


「億万長者……一生遊べる……。ねぇフウラ、一生のお願いしていい?」


「拒否する」


「えぇ!?まだなにもいってないよー!?」


ファムはまだなにも言っていないにも関わらず拒否されたことに驚いている。しかしなにをお願いしようとしているのかはわかる。


「この竜の素材がほしいっていうんだろ?」


「おー、よくわかったじゃん」


「まぁな!……じゃねぇ!! このドラゴン敵意ないだろ…」


「もうぶっちゃけると敵意とか害とかどうでもよくない?だって働かなくていいんだよ……?」


この天使最悪すぎる……。


「……あの、その力、本当に天使様なんですか……?」


白竜が恐る恐る尋ねてきた。今にも殺されるのではないかと怯えてるのが凄く伝わってくる。


「んー?そだよー?いやぁ、竜にも分かっちゃうかぁ……、この溢れ出る天使オーラ」


「なにが溢れ出る天使オーラだ……、悪魔オーラの間違いだろ……。」


「フウラー、なんか言ったー?」


「いや?ナニモイッテナイデスヨー?」


「まーいいやー。つまり私は天使なの。とゆーわけで天使様の供物になりなさい白竜よ。」


「嫌ですよ!!いくら天使様が頼んでも死にたくないですもん……」


いや、ごもっともだわ…。この天使まじで最悪すぎる……、どうすればこの白竜救ってやれるかな……


「フウラさん?でしたよね。お願いがあります!」


白竜もお願いがあるらしい……。いや、まぁアホ天使に比べたら全然まともだろうが。


「ワタシと隷属契約して貰えませんか?そ、そうすればフウラさんの所有物になるのでそこの天使様も手を出せなくなりますから……」


白竜はこの場から助かる方法を全力で探した結果、俺の所有物になることを選んだらしい。ドラゴンが仲間になってくれるならめちゃくちゃ心強いけど、確かドラゴンって……


「ドラゴンって下位種族の下につくことって凄い屈辱じゃないのか?」


「フウラさんがワタシより強いことは分かりますし、もうこのさい死なないためには仕方ないんです……。」


潔い……


「わかったよ。俺も仲間になってくれるなら心強いしな。」


「ありがとうございます!では早く契約しましょう!早くしないと悪魔……間違えました、天使様にやられてしまいます……。」


あ、やっぱり悪魔だと思ってるんだな……。まぁ実際に悪魔だししょうがないな。


「え、フウラ、そのドラゴンと隷属契約するの!?そんなことされたら手が出せなくなっちゃうじゃんー!!」


「いい加減諦めろよ……」


「早くお願いします!フウラさん!」


白竜は怯えて契約を急かしてくる。


「そういややり方がわからないぞ」


隷属契約なんてしたことないのでやり方がわからない。


「あ、まずは血液を出してください。指の先を軽く刃物で切って出すのがいいかと。そのあとはお互いの血液を合わせて隷属魔法をかければ隷属契約完了です。」


へぇ、血液で契約するのか……、まぁ魔法ってそんなイメージあるけど


「了解、じゃあ血液だすよ。」


俺はシリウスの刃を触って人差し指の先に傷をつけた。当然血液も流れてくる。


「それでは始めますね。竜のままだと不都合なのでちょっと待ってください…、その魔力溜めるのやめてください天使様…」


またファムがスキをついて殺ろうとしている……、コイツの辞書に諦めるの文字はないのか。 いや、都合のいい時は諦めるよな…アホ天使だし。


「では……」


白竜の体がみるみるうちに小さくなっていく。そして……


「人になった!?」


白竜は竜の姿ではなくなり、人の姿となった。髪は透き通った白髪で全体的に幼さが残るが凄い美少女だ。


「へぇー、人間の姿になれる魔法使えるんだー」


ファムが感心している。変化魔法っていうのかな?ファムが感心するってことは凄いんだな……


「これならやりやすいですよね。では、お願いします」


人の姿になった白竜は自分の指先に傷をつけて、俺の指に触れた。


「あっつ!?」


触れた瞬間、指に熱した鉄が触れたような感覚が起こった。


「これで隷属契約できましたよ…でも…」


白竜が泣きそうになっているんだが……


「隷属契約やっぱり嫌だったのか……?」


「下位種族に隷属したのですから、もう竜の里には戻れないですね……、殺されないためには仕方ないとはいえこんな簡単に…」


「つまり帰るところがないのか?」


「はい…、もし帰れば殺されます…」


やはり竜が下位種族に隷属するのはタブーらしい…。このアホ天使のせいで…


「じゃあ俺らと一緒に来るか?元はと言えばこの天使のせいだしな」


「え、でも……」


白竜はファムの方を気にしている


「おい、ファム」


「私は別にいいよー、どうせ素材は手に入らないし。」


諦めはついたのか……


「よし、じゃあ白竜さえ良ければついてこいよ」


「あの…」


「ん?どうしたんだ?やっぱり原因作った奴とはきたくないか……」


「違います!そこではなくて…ワタシの名前…、白竜じゃなくて……」



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