剣の性能がヤバすぎるんだが
リアルで色々あり、文章短いのと投稿が遅れてしまいました……
スパッ スパッ
ファムから押し付け……貰った剣は恐ろしい程の性能だった。本当に手に持っているのかという錯覚を起こすほど軽量、力を入れていないにも関わらずコボルトの胴体を簡単に真っ二つにする切れ味、全く刃こぼれする気配もない。さらに魔力を込めることでなんかやばい技出せた。
ドガァァァァ
「あーあー、フウラやっちゃったー」
「いや……俺が1番ビックリしてるんだが」
俺が放ったやばい技によって森が小範囲ぶっとんだ。そのやばい技は魔力を込め、剣を一振すると衝撃波なのかよく分からないが前方が壊滅するというもの。
つまりやばい(語彙力)
「な、なぁ、これって損害の請求とかくるのか…?」
「うーん……、バレなきゃいいんじゃない?」
「いや、バレるだろ……、今この森でクエスト受けてるのって俺らぐらいだろうし」
これ本格的にまずいぞ……。バレたら退屈な世界から解放どころか捕まって自由すら奪われる……、それどころか処刑なんてことも……考えたくねぇ
「どうにかならないのか……てんしさまぁ」
この状況を打開するには天使の力で森を治してもらうしかない。仕方なくアホ天使を様付けで呼んだ。
というかこのアホ天使に森が治せるのかは微妙だが。
「んー、しょうがないなぁ~」
めっちゃニヤニヤしてるのがくそ腹立つ……けど、
「ありがとうございます!天使様!では早速お願い致します!」
敬語で押し通す
「フウラいきなり敬語になって気持ち悪いなぁー、そんなことしなくても治してあげるってば。」
「え」
まじかこいつ。アホ天使だと思ってたけど一応はやっぱり天使なんだな……
「フウラが捕まったりしたら私が楽しくないじゃん。私の玩具がなくなっちゃうじゃん」
一瞬でも見直した俺が馬鹿だったわ。やっぱりアホ天使だった。
「じゃあちょっと待ってねー」
ファムはそう言うと魔力を溜め始めた。こうやって魔法を使おうと魔力を使っているファムは天使っぽい。
「エルヒール」
ファムがそう唱えると森が光り数秒後には元通りになっていた。
「おぉ……」
「えへへー、凄いでしょー」
「あぁ、すげえよ。ありがとなファム。」
普通に感動してしまった。それほどファムの魔法は凄い。普段はポンコツだけどな
「うん!……褒められるって照れるなぁ、あはは……」
ファムは褒められて凄く嬉しそうにしている。そういえば上の地位にいたらしいからあんまり褒められ慣れていないのかもしれないな。
「はは……よ、よーし!あと何体か残ってるし早いとこ倒しちゃおー」
照れ隠しなのか知らんがファムが挙動不審だ
「おう、とりあえずこの剣をちゃんと扱えるようにしないとな……」