表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

5人目の女

俺が4人目の女を探す旅をしていた頃、5人目の女に出会った。彼女は私を(ゼット)と呼んでというエスカルゴの民であった。どうやら、看護師の卵でミーミン谷にいる彼氏と遠距離恋愛中だった。夜道を1人で歩いている金髪に話しかけたのが俺と出会ったキッカケだ。ミスターウォッカマンのベビーシッターのバイトをしているという。今思えば、看護師の卵か怪しい。彼女は面白かった。九本木には、沢山の黒人達が徘徊しているがそのボスが、とても背が高いショーンという男だった。ショーンはエスカルゴを気に入っていた。エスカルゴと親しい俺にはショーンも優しくしてくれた。なぜショーンがボスかというと、九本木には色んな種類の黒人がいたが目をギラギラさせ、元軍人の様な腕をしている黒人、態度も偉そうで俺は、彼は薬を使っていると決めつけ絶対に近づかないと決めていた黒人がいたのだが、ショーンと俺が歩いていると中学生が先輩に挨拶するように、一瞬固まり礼儀正しく挨拶してくるのであった。ショーンは、圧巻だ。日本人同士が殴り合いをしていて、道が塞がっていた。他の道を歩くのかと思ったら少しの動揺も見せず、俺の盾になって道を進んだ。呼吸も乱れず、歩調も変わらなかった。今となっては、有名ラーメンチェーン店などで仮眠する事も可能な九本木だが、当時の九本木は夜の街だ。金持ちならvipルームで仮眠する手もあるだろうが、俺は帰りの電車賃と相談しながらさまよっていた。当時の九本木は、不思議だ。届けを提出していないのに、酒を販売しダンスをさせているにもかかわらず、同国民からは金もとらずに、文章構成としては最悪だがもう少し言わせて欲しい。シンジられないほどに、いカガワしい夜の営みをしていても、ドラックをしていても許される街で、うたた寝のそぶりを見せると、黒人がここは寝る場所じゃ無いから出て行けと教師づらした態度をとるから不思議だ。だが、温かみもあったのだが…。今は2018年、俺の文章構成に敏感になる読者も少なからずいるかもしれないが、決して西洋でヤットをしてパパラッチにリークされた有名人を非難するつもりではない。まぁ、ともかく九本木に仮眠スペースがあればいいのになと考えていた矢先、ショーンが連れて行ってくれた場所は、とても静かなバーだった。店員はもちろん黒人のみだが、客引きもいなければ看板も出てない連れてこられた人しか来れない場所。1人だったら、怯えて逃げたい気持ちになっていたかもしれないが、Zがいるから安全と判断した。Zは俺の飲み残したアルクホールを飲んでくれた。酒に弱い俺にとってはカシスオレンジは立派な酒であったが、Zに言わせればカシスオレンジは酒ではなくジュースだという。そこはとても快適空間であった。黒くて安そうだが、とてもフカフカで座りやすいソファーだ。九本木に居ながら、改めてここは日本かと感じる瞬間だった。例えるなら、地デジが入っていれば契約しなくても映るB wifeという海外ドラマを放送するスパイドラマに出てきそうなシーンがそこにはあった。B wifeは放送局の名前で意味はわからないが、決して妻が登場する番組でない。俺の小説がスパイものかは、置いておいて軽くスパイについて記しておこう。スパイは、基本4種類ある。ほとんどの日本人は、スパイは空想上の存在で映画の世界の話だと考えている。これが1種類目のスパイだ。2種類目は残りの日本人の考え方、特に精神学者に多いが精神異常者が見る妄想。3種類目と4種類目は実際に存在するスパイ。その違いは、国内組と海外組。イギリスの場合、mi5が国内スパイでmi6が国外スパイ。アメリカではCIAがスパイにあたる。よく、これはfbiの仕事だとかこれはCIAの管轄よ、とかいう場面をみかけるが、これを聞いて日本にもCIAがあれば将来の夢にしたのにと考える読者がいたらそれは勉強不足だ。日本のスパイは公安という機関が担っている、例えばヤーさん関係は警察が、フクロウ関係は公安が今も目を光らせている。それはさておき、Zは、俺の肩に横になって寝てしまった。寝顔は安心しきっている。年齢も俺より若く白人でどちらかというと金髪美女に分類されるが、俺の中で感情は渦巻かなかった。彼女の腕に毛深く立っている金色の鳥肌は、今でも鮮明に覚えている。オリンピックが近くに連れ、東京の浄化が始まった。次はどこの街に行こうか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ