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2人目の女

あれから数年が経過した。若気の至りで人生を無駄にしたくは無い。俺にあの忌々しい九本木を教えてくれたのは、東京23区にある蒲畑で地鶏屋さんの客引きをしていた、みかんちゃんだ。その子は世田谷の高校に通っている女子高生。クラス1〜2を争う美貌なのだが九本木に遊びに行くのが日課になっているという。努力は要したが彼女の連絡先をゲットした。俺の悪い癖は、物事を瞬時に判断してしまうところだ。これだけの美貌、お嬢様のイメージが強い世田谷というキーワードを持ちながら九本木に通うなんてきっとみかんちゃんは隠れメンヘラだ。そんなみかんちゃんから、連絡が来た。今、九本木に仲間達といるから来て!どうやら、紹介してくれるらしい。彼女が出来るチャンスである。彼女とお金を使うのも悪く無い。お金は無限にあるのだから2人で2倍使った方が経済を回せるはずだ。九本木には、着いたが俺はみかんちゃんのもとへ行かなかった。仲間という響きが俺を怖気つかせた。俺は駅にあるバーガークイーンから動く事はなかった。正確にはバーガークイーンは24時間営業では無いので九本木ヒルズのマッロというバガー屋さんに移動したのだが。

九本木に珍しく雪が降ったが、みかんちゃんと連絡を再び取ることも綺麗な雪だねと共感する事も無かった。マッロでは、冴えない日本人が白人美女と談笑していた。あれは一体なんなんだ。俺が知らないだけで、そういうお店があるのか?ここ九本木には俺の未来があるかも知れない。みかんちゃんとはもう会えないが、しばらく九本木を冒険しよう。

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