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1人目の女

俺は考えた。日本にいたい気持ちと世界を知りたい気持ちが交錯するなかで1つの結論に達した。日本にいる金髪美女と仲良くなればよいではないか。日本にいる金髪美女はきっと日本が好きに違いない。その国の言葉が通じなくても、英語は通じるはずだ。俺に英語がわかるかだって?英語の授業は、一度も寝た事が無いんだ。今でも覚えてるぜ。頭がハゲかかっていた日本一頭のいい大学を卒業してイギリスの大学に留学経験がある竹之内先生が「でぃす いず ぺん」と発音していたのを。それにしても3ヶ月は短い。その3ヶ月間を後悔しないためしっかりと人生の旅を模索しなければ。まず向かったのは、渋谷の地下。渋谷の地下には沢山の金髪美女がいるはずだ!いた!ドイツ人の16歳タバコも酒もやっている事しかわからない。ワークショップで日本に来ているとの事だ。彼氏はいないと言うが苛立っている。彼女の名前は覚えていないがワークショップってどういう意味か聞いて話が弾まず戸惑ったのは覚えている。隣にいたスペインの女の子は俺のタイプではなかった。他の男性にも怒った対応をするのか気になり、少しそのクラブに留まることにした。少し?いや1分も経たないうちにMr.アルジャジーラ2人組とそのドイツ人スペイン人グループは日本人ではしないようなキスをし始めたでは無いか、日本にいて世界を知った瞬間であった。ここにいれば、他の美女に巡り会えるかも知れないと地下1階から地下2階へ移動した。階段を降りたすぐのトイレでいかにも見張り役が1人立っていた。そのトイレに何にもの男性が立ち代り出入りしている。次の瞬間、身長150cmあるか覚えていないが小柄な可愛い美女がトイレから出てきた?死んでるのか?彼女は日本人だった。これは、明らかに警察を呼ぶ状況なのに誰も驚きすらしない。従業員達も電話すら手にしない。先程、カウンター席で居眠りしそうな客を執拗に起こそうとしていたムキムキの黒人ガードマンも何もしない。渋谷は危険だ。俺は退散することにした。その後、テレビニュースを見てもそれについて報道されることはなかった。一体あの子は誰なんだ、ドラックを販売してたのか。

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