表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/40

番外勇者編ーステータス

遅くなりました。すみませんm(_ _)m


4月16日タイトルを「第26話ーステータス」から「番外勇者編ーステータス」に変更しました。


4月16日:番外勇者編を終わりにするため内容を新たに付け足しました。

 とりあえず、俺だけで決めるのはダメなので、王様に言って明日にどうするかを決めることを言う。王様は快くうなづいてくれて、俺達を解放してくれた。


 部屋へと移動している時に、ミルシィさんは、あの事について教えてくれた。あの事というのは、俺が悠と言っていた時で、その時に何故か知らないが過激に反応していた事だ。

 なんでも、こちらの世界にもユウと呼ばれる人がいるそうで、少しびっくりしただけらしい。しかも、そのユウは最近になって表れたそうで、リリィという少女と一緒に何日か後にくるらしい


 俺は、もしかしたら...? という希望を持って、ユウについて聞いて見たら、やっぱり聞かなきゃよかったと後悔した。何故ならそのユウという人物は女性であって、しかも年齢は10歳だそうだ。


 俺はこれだけ聞いて確信する。絶対に違うと。


 そもそも、俺達が探しているのは、悠という男であって、女性じゃない。まあ、同じ名前っていうのも珍しいと思うが。


 だけど、俺はもしかしたらこの世界に悠がいるんじゃないか? という希望を持つ。考えてみろ。俺達は、異世界に召喚されたんだぞ? それもいきなり。きっと地球では、俺達がいきなり消えたと思っているはずだ。


 そして悠もいきなり消えたのだ。異世界召喚があるんだから、もしかしたら悠も、ここじゃない何処かの国で召喚されている可能性もある。


 まあ、可能性だけであって、本当かどうかは知らないが。後で、ミルシィさんに、人を探すことのできる魔法とかないか聞いてみるか。

 そんなことを考えながら歩くこと1分弱。俺達は、美羽が寝ている部屋にへとやってきた。


「...あ、風香さんに颯斗先輩」


 俺達が入ってきたのを確認した美羽が、暗い表情で声を上げる。


 そんな表情に俺はどう声をかければいいのかわからず、ここは同じ女子同士風香になんとかしてもらうとしよう。風香にアイコンタクトで、美羽を任せる事を言い、俺はミルシィさんに、俺達だけにしてほしい旨を言う。


「わかりました。...もしよかったら何かお持ちいたしましょうか?」


「じゃあ...何か飲み物でも頼んでもいいですか?」


「はい。それでは少しの間お待ちください。準備が出来次第お持ちいたします」


「頼みます」


そう言うとミルシィさんは、俺達にお辞儀をして出て行く。


 風香はもう美羽の元に行っており、何か話している。俺は、ベッドに座るのは普通にダメなので、辺りを見回すと、近くにテーブル&椅子があったので、椅子に座る。


 まだミルシィさんが出て行ってから、1分も立っていないため、大丈夫であろう。...さて、始めるか。


 目を瞑り、体から力を抜く。そして、体の中にある何かに意識を集中させる。


 今から俺がやる事は、魔力の確認とその魔力の出し方。しまい方についてはすでにミルシィさんから、あの時教えてもらっていたので、覚えている。


 数秒意識を体のお腹あたりに集中させていると、そこに何か変なものを感じる。多分これが魔力だろうと予測。なら、次はこの魔力の出し方なのだが、そもそもこの魔力の動かし方すらできないので、まずこの魔力を自由自在に体の中で動かす練習をする。


「...あ、出来た」


 結構時間がかかると思われた魔力の動かし方だが、前に読んだことのある小説のようにやってみたら普通に動かすことが出来た。なんだか拍子抜けだ。まあ、出来たからいいか。


 俺は、魔力を少しずつ放出し体に纏わせる。いわゆる、身体強化みたいなものだ。まあ、やり方についてはさっきと同じように小説に出てきたのを真似ただけ。


 とりあえず、魔力の操作の仕方はもう大丈夫みたいなので、纏わせていた魔力を消す。てっきり、疲れが来ると思ったが特に何の異常もない。


(ふむ...魔力を纏わせただけじゃ、そこまで疲れることがないのか、それとも疲れを感じないほど、元の体が強化されてるってことか?)


 何故、元の体が強化されているのかと思った理由は、俺が読んだ小説に、異世界に召喚されると、元の体のスペック大幅に上がり、おまけに色々なスキルや魔法などを大量に手に入れていたので、俺も元の体が強化されたのかと思ったわけだ。


(まあ、それを確かめるためにやっぱあれだよな...ステータス)


 俺がそう心の中で言うと、案の定俺の目の前に透明な板状なものが現れる。そこには何か書かれており、俺はそれをよく見る。


〜ステータス〜

名前:ハヤト・コバヤシLV.1

性別:男

年齢:17歳

種族:人族


体力:14937

魔力:999

筋力:17490

敏捷:16285

耐性:99



称号:【勇者】【------】(現在表示不可)


固有スキル:【異世界言語翻訳】【------】(現在表示不可)


スキル:【剣術LV.7】【体術LV.MAX】【魔力操作LV.1】【疲労減少LV.MAX】【状態異常耐性LV.3】【鑑定LV.2】

【体力自然回復】【魔力自然回復】

【火魔法LV.4】【土魔法LV.6】【雷魔法LV.8】【光魔法LV.MAX】


属性:【火】【土】【雷】【光】【無】


 とまあ、これが俺のステータスだ。色々と気になることがあるとは思うが、ここで言っても誰も分からないので気にしないようにしてくれ。俺だって気にしないようにしてるんだからな。


 さて、俺のステータスだが、強いのか弱いのかわからん。一応一万越えが三つあるが、そもそもこの世界のステータスの標準がわからん。俺からしてみると一万とか高いように感じるが、もしこの世界の標準が一万だったら、微妙な位置だ。

 次に魔力だが、あともう一桁くらい欲しかったというのが本音だな。999ってなに? もう1000でよくね?なんでそこで止めたんだ?

 次に耐性だが...これはもう知らん。だってこれあれだろ? 自分自身の硬さ的な感じだろ? だったら、何言っても仕方がない。俺は人間だからな。


 順番通りで行くと次に称号の欄なんだが、とりあえずここから下は保留にする。何故なら、誰か来たみたいで、ドアからトントンとノックの音が聞こえてきたからだ。俺はステータスをしまい、どうぞという。


「失礼します」


 ドアを開け中に入って来たのは、まさかのミルシィさんだった。いいのか?お嬢様がそんな事やって...? てっきり、他の使用人か誰か来るのかと思ったのだが。


「お飲み物とお菓子をお持ち致しました」


 よくホテルなどで見かける料理などを運ぶ台車的なのを押して俺のところまで来るミルシィさん。台車には、マグカップが3つと、ティーポットらしきものが一つ、あと、色々なお菓子がたくさん置いてあった。


 ミルシィさんはカップを一つ俺のところに置くと、ティーポットらしきものから、黄金色をした飲み物を注ぐ...ってこれ紅茶か?


「ありがとうございます」


 ここにも紅茶があることに少し驚いたが、注いでくれたミルシィさんにお礼を言う。


「いえいえ。それでは、勇者様達で話し合うこともあるようですから、私はこれで失礼いたしますね。夕食の時間になりましたら、呼びに来ますので...」


「あ、はい。わかりました」


 ミルシィさんは軽く微笑むとこっちに一礼して部屋から出て行った。


ミルシィさんが出て行ったのを見てから、俺は美羽の様子がどうなっているのかを見る。


「......」


美羽は、なんというかもうこれはやばいと思えるほど、表情がやばかった。風香が色々と話しかけているが、美羽は適当に返事をするだけで、心ここにあらずという状況だ。


「...あ〜...うん......任せた。風香」


ちいさく呟き、俺はこの世界に早く適応するため、自分のステータスを確認しながら、スキルの確認、魔力の効率の良い使い方など、練習していくことにした。




☆★☆★



「...きて......お...きて」


何処からか声が聞こえる。そんな声とともに俺の閉じていた瞼があがる。どうやら俺は寝てしまってたようだ。


(いつのまに寝たんだ俺は...?)


そんな事を思いながら声のした方を見ると、そこには風香、そして美羽がいた。


美羽の顔はさっきまでの絶望してた時の顔とは違い、元の明るさを取り戻していた。


風香はちゃんとやってくれたみたいだ。後で、お礼でも言っておかないとな。


「おはよう。今何時だ?」


「えーと、18時30分ね。それとミルシィさんが、ご飯出来たから来て欲しいって」


「おーけー。すぐ行こう」


異世界に来て初のご飯。きっと豪華な物が出てくるに違いない。なんたって王城だしな。楽しみだ。


扉を開けると、横にはメイドさんが立っていた。俺たちはメイドさんの後につづいて、無駄に長い廊下を歩く。


「ここです」


メイドさんが扉の前に止まり、コンコンっと2回ノックをして扉を開ける。メイドさんの後に続き、中に入ると、すでに、王様、ミルシィさんフィアにあと一人知らない女の人がいた。


「おお、よく来た。勇者様達よ。どうぞ席についてくれたまえ」


何処に、っと思ったが、メイドさんが椅子を引いてくれて「どうぞ」と言ってきたので、そこに座る。

さすがメイドさん。わかっていらっしゃる。


俺が座った後に風香と美羽が座ったところで、さっきの知らない女の人が立ち上がった。


「勇者様方。お初にお目にかかります。私の名前は、シルフィ・アレクドリアと申します。今回は娘のフィアがご迷惑をかけたようですみません」


なんとその人は、この国の王妃だったらしい...って、待て待て待て! 歳離れすぎてないか⁉︎どこから見ても、20代にしか見えないんだけど⁉︎


「いえいえ。全然大丈夫ですよ。」


俺は苦笑いしながら言葉を返す。フィアの方も見ると、顔を真っ赤に染めて俯いていた。


「ふふ、ありがとうございます勇者様」


シルフィさんが、フィアも見て微笑みながら、こちらにお辞儀を一つ。


それから軽く自己紹介をし、出された料理を食べたりし、少し話したあと俺達はこの場を後にした。


ちなみに料理は美味かった。














勇者こと颯斗のステータスの固有スキルと通常スキルは後で何か追加するかもしれません。


これで番外勇者編は終わりになります。次回から本編に入ります。投稿日は未定です


8月23日:勇者にスキル【鑑定LV.2】をつけたしました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ